桜と三重塔

京都らしい情緒ある散策路「二年坂・三年坂」

三年坂と桜

清水寺へと続く参拝道として作られた「二年坂(二寧坂)」「三年坂(産寧坂)」。石畳の通り沿いに、瓦屋根の日本家屋が建ち並ぶ、京都随一の情緒ある美しい風景が満喫できるでしょう。

清水寺から清水坂を下る途中から高台寺方面へと下る参道には、名店や老舗料亭、人気のお土産屋さんなど魅力あるお店が豊富にあります。意外と知られていないかもしれませんが、二年坂・三年坂の正式名称はそれぞれ二寧坂(にねいざか)、産寧坂(さんねいざか)です。

京都の三年坂と和傘

産寧坂の由来には、高台寺に居を構えていた豊臣秀吉の正妻「ねね」が子供の誕生を念じて坂をあがり清水寺にお参りしていたことからその名前がついたという説があります。二寧坂、一念坂はそれぞれその下にあるために付けられたと言われています。

「二年坂でつまずき転ぶと二年以内に死ぬ」「三年坂でつまずき転ぶと三年以内に死ぬ」という言い伝えは、「石段坂道は気を付けて」という警句が語り伝えられたものと考えられているものです。石畳の階段は少し急なので、雨で道が濡れている時や、着物や浴衣で訪れた際には足元に十分ご注意ください。

ライトアップされた京都の坂

清水寺の誕生の歴史

ライトアップされた桜と清水寺の三重塔

清水寺京都に17ある世界文化遺産の一つに指定され ています。山の斜面にせり出した舞台のある本堂で名高いこの寺は、坂之上田村麻呂が798年に建立し、三代将軍徳川家光により1633年に再建されました。

青い光と清水寺の仁王門

京都の寺院めぐりといえば必ず名前があがる「清水寺」は、日本国内や世界の国々から今やたくさんの観光客が訪れている京都を代表する人気観光スポットになっています。

敷地面積は13万平方メートルという広さで、その広大な敷地の中には、清水寺の入り口に堂々と建つ「仁王門」や「三重塔」、また一番有名な「本堂」など、歴史ある建物が約30近くも立ち並んでいます。「本堂」は、「清水の舞台」という言葉で知られている人気の場所で、そこからは京都の街を見渡すことができる絶景です。

慈悲の光と三重塔

「清水の舞台から飛び降りる」の舞台とは

京都の夜景と清水寺の舞台

「清水の舞台から飛び降りる」という言葉は、「思い切った決断をする」という意味で日本では使われますが、この言葉の語源となった場所になりますので、実際の「清水の舞台」からの高さを経験してみてください。

新緑と清水寺

その他にも、清水寺は、四季おりおりの風景を楽しむことができることでも有名で、特に「春の桜」と「秋の紅葉」は、際立った美しい姿を見せてくれます。またこの時期は、「夜の特別拝観」も期間限定で実施されており、この期間内のみライトマップされた清水寺を観ることができます。

下から見上げた新緑の清水寺の舞台

桜と新緑の海が広がる清水寺

ライトアップされた清水寺の桜

清水寺は、紅葉散策、建築物、寺院など、様々なことで名所となっていますが、桜の名所としても忘れてはいけない所です。京都屈指の桜の名所であり、ソメイヨシノやヤマザクラなどが約1,000本もあります。

清水の舞台の下から照らし出される桜と本堂、また、放生池からの桜と三重塔の風景は、感嘆せずにはいられません。これらの他、桜と境内のコントラストや、音羽山からの眺めなど、境内自体が広大なため、様々な角度から夜桜を楽しむことができます。清水の舞台から眺める景色は、ただでさえ息を呑むほど圧巻ですが、桜の季節にそこから見える風景は想像を絶する美しさです。

池に映った桜の木と池に落ちた桜の花

観音様の慈悲の光と桜のライトアップ

また、特別拝観期間中には清水寺から″観音様の慈悲の光″と呼ばれる青い光も放たれます。清水寺の本尊は千手観音であり、33年に1度しか開扉されない秘仏です。

桜のやさしい雰囲気と、神秘的で聖なる雰囲気が融合した清水寺の夜桜ライトアップは、他の桜の名所に増して京都の奥ゆかしさを感じられます。

ライトアップされた三重塔と新緑

清水寺の改修もいよいよ本堂と釈迦堂を残すのみとなりました。本堂は2017年1月から素屋根が組まれはじめ、現在シートがかぶせられ外観を見ることができません。完成は2020年のオリンピックになります。

慈悲の光とライトアップされた三重塔
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