ライトアップされた桜とステージ

春を楽しむ岡崎疏水十石舟めぐり

船による桜めぐり

平安神宮の近くを流れるのが、岡崎疎水です。桜の季節は、この疎水に舟が出で、岡崎疏水十石舟めぐりは京都の春の風物詩の一つでしょう。十石舟めぐりでは南禅寺舟溜り乗船場から夷川ダム(えびすがわだむ)までの岡崎疏水(おかざきそすい)を、往復約3キロ(片道約1.5キロ)を約25分で運航します。 

桜の下を運行する船

岡崎疎水(桜回廊)にはソメイヨシノが多数植えられており、見頃を迎える4月上旬ごろにはライトアップが行われ、十石舟めぐりも夜間運行が行われ、何とも言えない風情を感じることができます。

夜桜を巡る船

京都の人々の想いが結集した『平安神宮』

闇夜に浮かぶ平安神宮

平安遷都1100年を記念し創建されたのが、『平安神宮』です。広大な敷地には、平安時代の正庁を再現した勇壮な社殿と、長い歴史に培われた造園技術の粋を集めた庭園が広がっています。平安神宮は、京都御所と南禅寺のちょうど間に位置し、「京都五社巡り」という観光コースにもなっています。

平安神宮の表門

平安神宮は、明治時代に創建され京都の中では、新しい神社になります。創建当時、京都の町は幕末期の戦乱により荒廃していました。また、明治維新により首都機能が東京へ遷ってしまったのも、京都の人々の心に大きな悲しみを与えたと言われています。

そんな中、古き良き京都を取り戻したいという京都市民や全国の人々の思いが結集し、平安遷都から1100年の節目の年に、京都復興の象徴として平安神宮が創建されたのです。京都の中でもまだ歴史の短い神社ですが、これも他の寺社仏閣とはまた違う美しさを持っている神社とも言えます。

平安神宮の建物を覆う桜

境内には他の寺社仏閣では見られないような、近代的な建物も多く存在します。入口にある大鳥居や広大な敷地に聳える巨大な漆塗りの社殿は、京都を代表する景色と言っても過言ではありません。

平成最後の「平安神宮紅しだれコンサート」

平安神宮の桜は、八重紅シダレザクラをはじめソメイヨシノなど約20種類・300本が咲き誇ります。ぜひ見て頂きたいポイントは、西の回廊から入るとすぐに見ることの出来る「八重紅シダレザクラ」が咲く南神苑になります。

ライトアップされた見渡す限りの桜

南神苑の美しさは、川端康成の小説『古都』でも「ここの桜はたちまち人を春にする。これこそ春だ」と書かれるほどです。南神苑では、平安神宮の色鮮やかな建築と桜が作り出す景色が絶景と言えます。

水面に映る夜桜

春の桜の季節には、南神苑と東神苑のベニシダレザクラのライトアップと音楽の融合が織りなす「紅しだれコンサート」が行われます。ライトアップされたベニシダレザクラを鑑賞しながら、弦楽器や伝統楽器等が醸し出す心地よい音楽が、幻想空間を漂います。通常の公開時間は、午後6時15分から午後9時までとなります。

水面に映るライトアップされた桜とステージ

2019年は、 4月4日(木)、5日(金)、 6日(土)、 7日(日)に、「平安神宮 紅しだれコンサート2019」が開催されます。宗次郎(オカリナ)、溝口肇(チェロ)、東儀秀樹(雅楽)、紅しだれカルテット(弦楽)という豪華なアーティストが連日公園されます。平成最後となる「平安神宮 紅しだれコンサート」が間もなく幕を開けます。

平安神宮の夜桜
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