吉野山とヤマザクラ

吉野山の桜旅はここから始まる「下千本」

日本一の桜の名所として知られるのが、奈良県にある吉野山です。奈良県中央部にある吉野山は自然が豊かな場所で、修験道の聖地、銘木の産地などとして知られている。2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産としてユネスコの世界文化遺産に登録されました。

吉野山の桜は、下千本、中千本、上千本、奥千本という4つのエリアからなりあす。標高の低い下千本から中、上、奥の順に開花して、約1ヶ月の長期に渡り桜の見ごろが楽しめるというのも魅力の一つになっています。

吉野山の桜鑑賞は、下千本から始まります。吉野駅から下千本へは、ゆっくり歩いて30分程で到着です。下千本でも標高は230メートから350メートあるので、下千本エリアでも多くの桜が鑑賞できます。鑑賞スポットは下千本展望所や七曲り坂、お野立ち跡から見る桜が必見です。

「春もみじ」と呼ばれる紅葉の新芽が美しく、千本桜とのコラボレーションがすばらしい景観です。

吉野山の中千本から見た、桜に包まれた「金峯山寺(きんぷせんじ)」

中でも、一番多くの桜が楽しめるねらい目となるのは中千本の桜が見頃を迎える時期です。2018年の桜前線は、例年より一週間程早く、4月上旬には、中千本の桜も満開近くに進んでいました。新緑と桜にて染められた山の斜面は見事なコントラストを描き、山を登る旅行者の足取りを軽くします。

吉野山のシンボルであり、修験道の総本山となっているのが金峯山寺を遠くに臨むことができます。修験道の開祖とされる役行者(えんのぎょうじゃ)が山中での修行の末、金剛蔵王権現の姿を桜の木に刻み、これを祀ったのが金峯山寺のはじまりです。

吉野山の桜は1300年も前から「ご神木」として崇拝され、信仰の対象として手厚く保護されてきた歴史が大きな特徴です。吉野の桜は約1300年前、修験道の開祖・役行者(えんのぎょうじゃ)が山桜の木にご本尊蔵王権現(ざおうごんげん)を刻んだことから、御神木として崇められ、祈りを込めて植えられてきたと伝えられています。そして、そこに住む人々が代々、大切に守ってきました。その数、現在約3万本といわれ、そのほとんどが“シロヤマザクラ”です。

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