弘前公園の花筏と桜の幹

「弘前公園」東北桜街道最後の地

あぶくま桜回廊の三春滝桜をはじめとする一本桜に春の息吹を感じ、震災地に力強く寄り添う桜に心が震え、太宰治のゆかりの地五所川原の桜吹雪に郷愁を想い、そして東北桜街道を最後に訪れたのは弘前公園でした。

弘前公園には約50種類、約2600本の桜が植えられており、その景観は日本一とも称され、日本三大桜の名所にも挙げられているスポットです。そこで開催されるさくらまつりも大変人気で、毎年全国から訪れる人の数は200万人以上です。

弘前公園の桜の手入れは、りんごの産地として、長年培われた独自の剪定技術を応用しています。徹底管理されることで樹木の寿命も延び、いつまでも美しい姿を見せてくれているんです。

訪れた4月末は、既に桜はほぼ散っていましたが、弘前公園の桜は散ってもなお美しく余韻を残していました。

弘前城の桜浮かぶお濠に響く「柳川おだん節」

桜の名所として名高い青森県弘前市。ソメイヨシノをはじめとして、約2,600本もの桜が咲き誇る弘前公園は、毎春、桜を見ようと訪れるたくさんの人々でにぎわいます。

昨年より、二の丸と三の丸の間にある中濠を舞台に、福岡・柳川の川下りで知られる「和船」から招いた船頭によるガイドにて、お濠めぐりが楽しめます。

中濠の和船からは、重厚なたたずまいの国重文・辰巳櫓や赤い欄干の杉の大橋が見られ、優雅なひとときを楽しめます。

普段は見られない角度からの景色を、全国そして世界からの観光客と呉越同舟で堪能できました。

個性豊かな船頭が歌う柳川にちなんだ「柳川おだん節」が、弘前城のお濠に響き、情緒を盛り立てます。来年は、新たに弘前にて船頭さんが育成され舵をとるとの話もあり、九州柳川の伝統文化が、東北の弘前にて新たに根付いていくことに嬉しさを感じました。

「弘前公園の花筏」死ぬまでに行きたい世界の絶景

この弘前の桜は、花盛りの時期はもちろん、その散り際が秀でて美しいことで知られています。桜の盛りが終わる頃、弘前城を背負った桜の木々からは、春の風に乗って数えきれないほどの花びらが舞い落ちます。

雨のように降る花びらは弘前城を囲む外濠に降り積もり、広大な外濠が桜色の絨毯を敷き詰めたかのように飾られています。

「桜の畳」とも例えられ、さらに外濠の水面に落ちた花びらが春風に押されて流れてく様子は「花筏」と呼ばれ、別の美しさを魅せてくれています。花筏(はないかだ)と呼ばれるこの絶景を目当てに、世界中から観光客が訪れるほどの人気ぶりです。

鴨が、桜の海を漂います。 c

「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」に選ばれるほどの美しい光景は、散ってもなお美しい東北の桜の姿でした。

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