
圓光寺は、京都市一乗寺エリアにある臨濟宗のお寺です。紅葉の見頃の時期は、人気が高まり、年々混雑が激しくなっています。圓光寺の紅葉の見頃の時期、混雑を回避するための早朝拝観とは?2019年の早朝拝観の詳細、紅葉の見頃予想、紅葉の見どころを紹介します。
目次
2019年11月29日現在の圓光寺の紅葉の見頃は?
圓光寺の十牛の庭は色づきが深まり、紅葉の見頃が続いています。散りもみじも美しくなりました。
「紅葉の圓光寺」の歴史は?

京都の「圓光寺」は、家康の言いつけで足利学校の学頭、足利学校の庠主(校長)三要元桔(さんようげんきつ)禅師を招いて、伏見に学問所を開いたことが始まりです。
まさに江戸時代の寺子屋の前身的な存在であったようです。
主に僧侶のための学校の役割も果たした圓光寺では、家康が与えた木製の活字が重要文化財として現在も保存されています。
1667年、圓光寺は現在の洛北に移転しました。
京都の圓光寺は「紅葉の圓光寺」といわれるほど境内の紅葉が有名です。
圓光寺の庭園は、十牛之庭と奔龍庭の2つがあります。
十牛之庭は、本堂から眺めることができ、紅葉の時期は特に人気です。
また奔龍庭は、圓光寺の境内を入ってすぐに目に入る庭園です。
ここでは、渦を巻きながら様々な流れのある白砂を雲海に見立ててある枯山水を見ることができます。
圓光寺の境内山上からは、眼下に燃え立つ紅葉、遠くには北山や嵐山の眺望も楽しめますので、圓光寺のおすすめの紅葉スポットです。
圓光寺の紅葉の見頃の時期は?

京都の圓光寺の紅葉は、例年11月初旬から色づき始め、そして紅葉の見頃となるのは例年11月中旬~12月上旬あたりです。
2019年の圓光寺の紅葉の見頃は、天気予報サイトの気候予測からすると、例年並みか少し例年より遅めでしょうか。
2019年の圓光寺の紅葉の見頃の予想時期は、2019年11月下旬~12月上旬です。
圓光寺の紅葉の見頃時期の早朝拝観とは?

京都屈指の紅葉の名所・圓光寺は、紅葉の見頃の時期になると近年多くの方が拝観に訪れ、混雑する傾向にあります。
圓光寺では紅葉の見頃の時期に限り、静寂の中で紅葉を見ることができるように特別早朝拝観を行っています。
2019年も圓光寺では、11月の10日間、1日70名に限り、早朝拝観が行われます。
圓光寺 特別早朝拝観
期間:11月16日(土)~25日(月)の10日間
時間:午前7時30分より ※普通拝観は午前9時より
人数:1日70名限定 ※完全予約制(当日の受付はありません)
特別拝観料:1,000円
早朝拝観は通常拝観料と比べると倍の1000円になってしまいますが、混雑なく圓光寺の額縁庭園の紅葉を眺める絶好のチャンスですね。
1日に70名限定で、当日の受付はなく、ネットではなく、圓光寺へ電話での予約が必要になります。
予約受付
受付開始:10月21日(月)午前9時より
受付時間:午前9時~午後5時まで
方法 :電話のみ(TEL:075-781-8025)
圓光寺の紅葉の時期のライトアップは?

京都の圓光寺の紅葉見頃の時期のライトアップはありません。
近くでは、曼殊院が紅葉の見頃時期に、ライトアップを行っています。
圓光寺の紅葉の混雑状況と混雑回避法は?

京都の中心地の清水寺や八坂神社、嵐山などに比べると、圓光寺の混雑ぶりは少なめです。
それでも、近年は十牛の庭の紅葉が評判になり、紅葉の名所として、圓光寺は有名になってきました。
そのため、紅葉の見頃の時期には、圓光寺も混雑する傾向にあります。
京都の圓光寺は,京都駅から約1時間の距離に位置し,アクセスは良いわけではありません。
圓光寺には、バスまたは叡山電鉄で向かいますが,最寄りのバス停・駅から徒歩10分〜15分程度かかり、しかも道中は坂道です.
しかし最近は、圓光寺の紅葉の人気の高さのため、紅葉の見頃時期には、境内が混み合うことはまず間違いないでしょう。
日程としては、もちろん土日祝日に比べると平日がおすすめです。
紅葉の見頃の時期に、ゆっくりと圓光寺の紅葉を楽しみたい方は、早朝特別拝観をおすすめします。
京都の圓光寺の早朝拝観ですが、毎年人気になりつつあるイベントですので、予約が取れない可能性もあります。
圓光寺の早朝拝観の予約がとれない場合、紅葉の見頃時期に混雑を回避するには、朝9時の拝観か、夕刻の拝観をおすすめします。
圓光寺の紅葉の見頃時期の見どころは?

京都の圓光寺の紅葉の見頃時期の見どころは、十牛の庭(じゅうぎゅうのにわ)です。
ちなみに十牛とは禅の悟りにいたる道筋を表したもので、圓光寺はかつて禅僧たちの修行の場であり、一般公開されていなかった寺院なのです。
圓光寺の庭園は秋は紅葉の名所として名高く、近年SNSでも人気で、メディアで取り上げられることが増え、紅葉の見頃の時期は混雑するようになってきています。
圓光寺の十牛の庭の紅葉を楽しむには、書院の赤毛氈に腰掛けてじっくりと燃えるような赤色を堪能しましょう。
圓光寺の軒先の柱を額縁に見立てて庭園を楽しむ人も多く、紅葉の見頃時期、額縁庭園の写真撮影スポットとして人気です。

圓光寺の建物の中から眺める苔と紅葉のコントラストは、言葉を失うほどの美しさといっても過言ではありません。
また圓光寺では、紅葉の見頃を過ぎてから、散り始めてからの”散り紅葉(もみじ)・敷き紅葉(もみじ)”と呼ばれる姿も見事です。
京都の圓光寺の十牛の庭は、紅葉だけでなく苔も素晴らしい庭で、その苔の上の紅葉の落葉がなんとも言えない情緒があります。
また圓光寺の境内には、京都市内が展望できる高台もあり、そこには開基・徳川家康を祀った東照宮があります。

圓光寺の高台からは、京都市内がかなり遠くまで見渡せ、境内の紅葉の全様も観ることができますよ。
圓光寺の紅葉の見頃の時期には、上から眺める十牛の庭の紅葉もまた見事ですので、ぜひ行ってみてください。
圓光寺の紅葉以外の見どころは?

圓光寺の山門をくぐった参道の先には2013年に完成した、平成の枯山水「奔龍庭(ほんりゅうてい)」が眼前に広がります。
新たに作庭された、圓光寺の「奔龍庭」は、京都の東福寺・龍吟庵の「龍の庭」を彷彿とさせる庭園で、白砂を雲海に見立て、天空を躍動する龍が石組みで表されています。
四方から眺められるので、角度を変えて楽しみたい小さな庭「奔龍庭」です。
なお圓光寺の 奔龍庭 は、あえて未完のままとされていて、見る者それぞれの心で完成をさせるという作者の意図があるそうです。
圓光寺の紅葉の見頃の時期、「十牛の庭」は混雑しますが、「奔龍庭」はゆっくり観賞することができます。
圓光寺の住所、拝観時間、拝観料、駐車場は?

住所: 京都府京都市左京区一乗寺小谷町13
拝観時間:9時~17時
拝観料: 大人500円、中高生400円、小学生300円
*早朝特別拝観は1000円
駐車場: 紅葉の見頃の時期は、圓光寺の駐車場が使えなくなるので注意です。 バスや電車やタクシーをおすすめします。
圓光寺のアクセスは?

電車:叡山電鉄の叡山線一乗寺下車後、徒歩15分で圓光寺に到着です。
京都駅からこの叡山電鉄に乗り、圓光寺に行く方法は、バスにて京阪出町柳駅まで行き、そこから叡山電鉄に乗り換えます。なお、ゆるやかな坂道になります。
京都市バス:5系統に乗り約35分乗車し、最寄りのバス停「一乗寺下り松」で下車後、徒歩10分で圓光寺に到着です。
JR京都駅から、または阪急河原町駅からも乗車できますので、地方から圓光寺へ行く方にも便利です。
車:名神高速道路京都東ICから三条通、白川通を経由で約30分で圓光寺に到着します。
名神高速道路京都南ICから圓光寺まで約30分程度。
11月は圓光寺の駐車場が使用できませんので、周辺のコインパーキングなどを利用することもできますが、混雑が予想されるので、電車かバスをおすすめします。
紅葉の見頃の時期、圓光寺の近くのおすすめの紅葉のスポット!

詩仙堂

圓光寺から詩仙堂まで、徒歩で5分。
京都の詩仙堂は、徳川家の家臣、石川丈山(いしかわじょうざん)が、59歳から90歳で没するまで詩や書を愛する文人として過ごした山荘です。
庭園造りの名手でもあった丈山自身の手により、手塩にかけて設計された庭は、季節の移り変わる秋に美しい姿を見せ、多くの観光客が訪れます。
詩仙堂は、特に秋の紅葉の見頃の時期には訪れたいところです。
詩仙の間か眺める、紅葉と白砂にサツキの刈り込みがある庭園の光景が素晴らしく、境内のススキや柿の木と紅葉のコラボレーションがすばらしいです。
曼殊院

圓光寺から曼殊院まで、徒歩で15分。
京都の曼殊院は、最澄が開いた古刹で、紅葉の名勝としても有名な寺院です。
小さな桂離宮ともいわれており、美しい庭園は紅葉の名勝としても有名です。
大書院前の枯山水庭園では、鮮やかな紅葉が広がり、洛北の紅葉の名所として知られています。
また曼殊院の勅使門に広がる真っ赤な紅葉も見事です。
紅葉の見頃の時期でも、圓光寺に比べると混雑は少ないです。
まとめ:圓光寺の紅葉は早朝拝観、見頃時期、混雑状況、見どころ。

京都の洛北エリアで人気の紅葉スポットである「圓光寺」は,人気が年々増しています。
紅葉の見どころスポットである牛後の庭では、紅葉の見頃の時期、絵葉書のような庭園を楽しむことができます。
圓光寺の紅葉の見頃は11月中旬~12月上旬ですが、見頃の時期は混雑しますので、可能であれば、早朝拝観などを利用してください。
京都の紅葉の見頃の時期でも、比較的静寂の中で、絶景を楽しむことができるでしょう。
紅葉に燃える京都の秋、澄んだ空気でまぶしい朝日を浴びながら,ぜひ京都の秋のひと時を楽しんでくださいね!