堀切菖蒲園の花菖蒲
堀切菖蒲園の花菖蒲

東京都葛飾区の堀切菖蒲園は、由緒ある江戸菖蒲を観賞することができ、計算された「花菖蒲のランダム植え」が見事な景観をうみだし、訪れる人々を魅了します。ここでは、堀切菖蒲園の花菖蒲の2021年の見頃や開花状況、見どころや葛飾菖蒲まつり、アクセスや駐車場について紹介します。

堀切菖蒲園の花菖蒲の「ランダム植え」の色彩のグラデーションとは?

堀切菖蒲園の花菖蒲

東京都葛飾区の堀切菖蒲園は綾瀬川/荒川沿いに立地し、歌川広重の浮世絵や小林清親の版画でも描かれた歴史的由緒ある区立公園です。

初夏から梅雨にかけて季節を彩る花菖蒲は、江戸時代後期に飛躍的に発展した日本古来の伝統園芸植物です。

江戸末期から明治にかけて、堀切では数々の花菖蒲園が誕生し、一世を風靡しました。

堀切菖蒲園の花菖蒲

しかし、昭和に入ると、都市化や水質の悪化、さらに戦時下では食糧確保のため水田化も進んだことから、一度は断絶しました。

戦後、堀切園だけが足立の親戚に預けていた株を植え戻し、「堀切菖蒲園」として復興しました。

その後、東京都が買収して公園として公開し、1975年に葛飾区に移管されて、現在の区立公園「堀切菖蒲園」に至っています。

住宅やマンションに囲まれていて、決して広いとはいえない敷地ですが、千紫万紅の花菖蒲がびっしりと植栽されています。

堀切菖蒲園の花菖蒲

借景として高速道路が印象的です。

「堀切菖蒲園」の約8700平方メートルの敷地に、約200種、6000株の花菖蒲が楽しめ、菖蒲の絨毯にようになっています。

2018年に新装オープンした園内は、バリアフリー化され、歩きやすくなりました。

堀切菖蒲園の特徴の一つは、江戸花菖蒲の中でも戦前に作出された「江戸古花」を多く栽培していることです。

「堀切菖蒲園」では、歌川広重の浮世絵や小林清親の版画にも多く描かれているような江戸菖蒲を観賞できます。

堀切菖蒲園の花菖蒲
堀切菖蒲園の花菖蒲

約200種のうちの半数近くを江戸古花が占め、菖翁花が充実しています。

また、同じ品種が1列に並んだ「列植え」ではなく、異なる品種が入り交じった「ランダム植え」しているのも、堀切菖蒲園の魅力の一つでしょう。

独自の緻密な乱数表で管理する「ランダム植え」が、配色の妙とリズムを生み出し、どこから見ても多種多様な花が一度に眺められます。

堀切菖蒲園の花菖蒲

現在、堀切菖蒲園では、14の圃場のどこに何の品種を配置したかを、乱数表のような表に記録して管理されていて、同じ品種が隣り合わないように工夫されているそうです。

3年に1度は株分けが必要なため、毎年全体の3分の1が株分けの対象になります。

花菖蒲園の脇には、株分けした苗をポットで管理するバックヤードもあり、株の中で芽が出なかったり弱っている菖蒲は取り替えになります。

高さのバランスも配慮がされていて、システマティックに計算された美しさなのです。

堀切菖蒲園の花菖蒲の光景は、まさに芸術品で、脈や筋、絞りや砂子といった模様により、多彩な表情をクリエートしているのです。

堀切菖蒲園の花菖蒲

小高いところに東屋があり、高いところから園内を見渡すこともできまよ!

堀切菖蒲園駅から堀切菖蒲園に行くには、商店街を歩いてあじさいの小路へ至り、道なりに進めば、菖蒲園入口へと辿り着くことができます。

堀切の紫陽花の小径

最寄りの堀切菖蒲園駅より堀切菖蒲園までの道案内看板に錦絵をあしらい、江戸名所として親しまれてきた歴史を伝えています。

あじさいの小路も、カラフルな紫陽花が咲き誇り、テンションが上がり、お得な気分になりますよ!

堀切のあじさいの小径

堀切菖蒲園から5分歩くと荒川河川敷に行くことができ、堀切水辺公園に到着します。

堀切水辺公園では、約800株の花菖蒲を楽しむ事ができ、川の向こうに東京スカイツリーを望むことができ、人気の撮影スポットになっています。

堀切菖蒲園の花菖蒲の2021年の見頃や開花状況は?

堀切菖蒲園の花菖蒲

堀切菖蒲園の花菖蒲の見頃や開花は、5月中旬頃に一番花が開花し、例年6月上旬~中旬です。

例年6月上旬~6月中旬にかけて、葛飾区の花・花菖蒲が見ごろとなり、約200種6,000株の花菖蒲が咲き誇ります。

もちろん、堀切菖蒲園の花菖蒲の開花や見頃は、その年の気候状況により前後します。

堀切菖蒲園の花菖蒲の2021年の開花状況は、温暖な気候の影響もあり、例年より早く、5月8日に一番花が開花しました。 

2021年6月2日現在、ほぼ満開の状況で、来週にかけて見頃が続きそうです。

堀切菖蒲園の花菖蒲の2021年の見頃や開花は、例年通り6月上旬~中旬になるでしょう。

葛飾菖蒲まつりの2021年の開催は?

堀切菖蒲園の花菖蒲

花菖蒲の見ごろに合わせて、堀切菖蒲園と水元公園で、例年「葛飾菖蒲まつり」が開催されています。

水元公園は都内で唯一、水郷の景観をもった公園で、四季折々の眺めは訪れる人々を魅了します。

堀切の花菖蒲は江戸時代から江戸名所の一つであり、毎年、堀切菖蒲園で200種6000株、水元公園で100種1万4000株の花菖蒲が咲きます。

東京でも最大規模の花菖蒲の名水元公園」については、「水元公園の菖蒲まつりの2021年開花状況や見頃?アクセスや駐車場は?」にてご紹介しています!

菖蒲まつり期間中の土・日曜には、堀切菖蒲園・水元公園・柴又帝釈天を結ぶ「かつしか菖蒲めぐり周遊バス」も運行されます。

「葛飾菖蒲まつり」としては、都立水元公園でも開され、駐車場は綾瀬川を掘切小橋で渡った荒川河川敷の堀切橋駐車広場をが用意されます。

ふたつの公園を会場に、期間中の土日は歌謡ステージやパレード、ライトアップなど、さまざまなイベントも開催されます。

2021年5月31日(月曜日)~2021年6月20日(日曜日)まで、2021年度の葛飾菖蒲まつりが開催される予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止を考慮し、中止となりました。  

堀切菖蒲園のアクセスや駐車場は?

堀切菖蒲園の花菖蒲

堀切菖蒲園の基本情報

住所:東京都葛飾区堀切2-19-1

休園日: 年末年始以外は無休

入園料: 無料

開園時間: 8時~17時。6月1日~25日=8時~18時

アクセス

電車でのアクセス

堀切菖蒲園へ電車で行く場合の最寄り駅は、京成線の「堀切菖蒲園駅」になります。

堀切菖蒲園駅からは、歩いて約10分です。

京成線堀切菖蒲園駅から徒歩で15分です。

なお、葛飾菖蒲まつり期間中の土日には、堀切菖蒲園、水元公園、柴又の3ヵ所をめぐる「菖蒲めぐりバス」が運行されます。

駐車場

「葛飾菖蒲まつり」の期間中は、近くの荒川河川敷にある堀切橋駐車広場を利用することができます。(普通車のみ)

利用時間:利用時間 平日 午前8時~午後6時30分 (土・日・祝日 午前5時30分~午後6時30分)

利用料金:1回500円

駐車台数:50台

まとめ:堀切菖蒲園の花菖蒲の見頃や2021年開花状況は?アクセスや駐車場は?

ここでは、堀切菖蒲園の花菖蒲の2021年の見頃や開花状況、見どころや葛飾菖蒲まつり、アクセスや駐車場について紹介しました。

伝統ある江戸菖蒲が風によれる風情、ランダム植えをすることにより、花菖蒲が織りなす色彩のグラデーションと見どころ満載です。

ぜひ堀切菖蒲園を訪れて、梅雨時期のスッキリしない気分を爽快に晴らしてみてください!

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