南沢あじさい山
南沢あじさい山

東京都あきる野市の南沢あじさい山は、愛称「ちゅういっちゃん」と呼ばれる南澤忠一さんが半世紀かけて作り上げた、紫陽花の名所です。ここでは、南沢あじさい山の2021年の見頃や開花状況、アクセス(シャトルバス)について紹介します。

現代の「花咲かじいさん」が作り上げた南沢あじさい山の絶景とは?

南沢あじさい山

東京都あきる野市にある南沢あじさい山を造り上げたのは、地元から、愛と親しみをこめて「花咲かじいさん」や「ちゅういっちゃん」と呼ばれている、南澤忠一さん(91歳)です。

南澤忠一さんは、40歳のころ、山の途中にあるご両親が眠る墓地への道を花で彩ることができないかと考え、庭にあった2株のアジサイを植え替えたのが始まりだったそうです。

南沢あじさい山は、今年で50周年を迎え、今では1万本が咲き誇る一大観光スポットになりました。

ちゅういっちゃんこと南澤忠一さんが、およそ半世紀かけて、たった一人で、コツコツと1万株まで増やした南沢あじさい山の林道沿いや山の斜面一帯は、500mに渡って、色鮮やかなあじさいで、ピンクやブルーに染まります。

南沢あじさい山

ご先祖さまへの尊敬の念から始まった紫陽花の手入れは、あじさいを見に来る人が喜び、笑顔が増えるにつれ、次第に「人を喜ばせる」ことが忠一さんのモチベーションとなっていったそうです。

南沢あじさい山には、6月中旬から7月中旬にかけて、毎年約10,000人もの見物客が訪れます。

1万人の笑顔を生む「南沢あじさい山」は、一人で紫陽花を育て続ける忠一さんを見て、弟さんが手伝うようになり、約10年前には地元で「花の会」という有志のチームが立ち上がり、公的機関から助成金を集めるなど、紫陽花の手入れは本格化していきました。

そして「花の会」を通じて、南沢あじさい山の魅力に触れた、あきる野市の地域ブランディングを主な業務とする株式会社do-moの高水健さんが、15,000株の紫陽花をさらに多く、いつまでも美しく輝かせるため、主体的にあじさい山の運営に関わりたいと、忠一さんへ申し出たのでした。

あきる野市の資源を使った商品開発で、この地を盛り上げたいと考えていた高水さん。

全国各地にも紫陽花はありますが、高水さんは、花咲かじいさん忠一さんの素敵な物語を一人でも多くの人に伝えたいと、山の資源を使ってあじさい茶という甘茶を作りましょうと忠一さんに提案します。

高水さんは、忠一さんから紫陽花の手入れを習いながら、同時に、砂糖の300〜400倍とも言われる天然の甘さが特徴の甘茶を開発し、「ちゅういっちゃんのあじさい茶」として完成させ、より多くの観光客集まるようにもなりました。

高水さんの行動力によって、入山料やお茶の売上げが山の維持管理に貢献するようになり、2019年、オンシーズンには、東京サマーランドとジョイントして「TOKYO 秋川渓谷あじさいまつり」の開催にもこぎつけました。

更に、高水さんが中心となってクラウドファンディングが立ち上げられ、初期賛同者をつのって資金調達を実現し、安定して維持できる目処もついたのだそうです。

忠一さんは、「紫陽花だけじゃなくて、いろいろな花をまだまだやりたい。4月にはシャクナゲと花桃。その後はセッコクを楽しんでもらって、6月頃から紫陽花が咲く。あじさいの次も別の花が咲く。1年中いつ来ても花が楽しめる山にできたらいいな。」

たった2株の紫陽花を、山いっぱいに咲かせた『リアル花咲爺さん』の忠一さんから29歳の若者へ継がれ、未来へ。

この物語に感動し、南沢あじさい山を訪れました。

JR五日市線の終点・武蔵五日市駅から山に向かって40~50分ほど歩くと南沢あじさい山に着きます。

「山」というだけあって、頂上まで坂道を20分ほど登り続けることになります。

坂と言っても急勾配というほどではありません。

コース全体を通して、V字に切り立った沢沿いの山道をのぼっていくことになりますが、メインルートと対岸ルートがあるので、ぐるりと一周して散策することも可能です。

アジサイの道を進んでいると、「ちゅういっちゃんのあじさい畑」の看板とともに分かれ道があります。

そのまままっすぐ進めばメインルートで、看板にしたがって右に曲がると、花咲か爺さんの畑に寄り道することもできます。

日差しが穏やかな天気であれば、アジサイを楽しみながらゆっくりと登れば、ひどくは汗をかかず、快適に散策できますので、できれば梅雨の合間の曇りの日を狙って訪問すると良いでしょう。

静けさのある森の中、得も言われぬ美しさであたり一面を覆う、華やかに咲き誇るアジサイの幻想的なパノラマ景色が楽しめます。

南沢あじさい山

森の妖精「ZiZi(ジィージィー)」が道案内です。

南沢あじさい山

あきる野市に縁のある造形作家・友永詔三さんが手がけた。近隣には氏の美術館もあります。

例年、往復しているシャトルバスも、密集、密接などを避けるため、2020年は運行を行いませんでした。

南沢あじさい山の近くでは「山抱きの大樫」「千年の契り杉」の巨木も見られます。

「山抱きの大樫」は石灰岩の大岩に根を張った、樹齢300年というウラジロガシの大木、「千年の契り杉」は幹周り約7.8m、樹高約45m、樹齢300年以上という大杉です。

どちらも里道から山へ少し入ったところにあり、金比羅尾根などへ抜けられるので、南沢あじさい山とあわせ、日の出山や麻生山、金比羅山と瀬音の湯などと組み合わせた登山プランも良いでしょう。

金毘羅尾根ハイキングコースへ行くのであれば、本格的な登山靴やリュック、ストックなど持って行った方がいいでしょう。

南沢あじさい山まつりの2021年の開催は?

南沢あじさい山

2021年の開園は、以下の通り予定されています。

南沢あじさい山まつり

開園時期:2021年6月10日~7月20日(予定)

開園時間:8:00~17:00

入場料:大人(中学生以上)500円・子供300円(駐車場代別途800円必要)

新型コロナウィルスの影響で、午前300人・午後300人の人数制限がありますので、早めに行くようにしてくださいね。

なお、あじさい山の中は、感染予防のためマスク着用と一方通行になっています。

入り口で地図もらった地図によると、休憩スペースもある散策コースは、1周約40分で回ることができます。

結構、山道を登るので、スニーカーは必須となります。

雨が降った後は、ぬかるんでいるところも多いので、長靴があった方が安心です。

下山した後のランチは、入口のすぐ近くにある『深沢小屋』がおすすめです。

ロケーションがよく、そばやコーヒーセット、薪窯ピザ(要予約)などがあります。

コロナ対策について

・マスクの着用

・検温実施(受付前)

・人数制限(午前300人、午後300人)

・あじさい山の中の一方通行

・アルコールの設置(受付前)

・昨年同様にあじさい山までの道中に案内看板を設置します。道などは広がらない地元の方に道を聞かないようにお願いします。

シャトルバスについて

昨年度同様、コロナの影響もあり密集、密接などが考えられシャトルバスの運行はされません。

南沢あじさい山の2021年の見頃や開花状況は?

南沢あじさい山

南沢あじさい山の紫陽花の例年の開花状況は、6月中旬から7月上旬頃です。

もちろん、南沢あじさい山の紫陽花の例年の開花状況は、その年の気候状況により前後します。

2020年は6月20日~7月10日頃が満開で、6月末に最盛期を迎えていました。

2021年6月19日、南沢あじさい山まつり10日目には、山の紫陽花の色が変化しはじめ、見頃が始まっています!

標高が高いので、これから7月に向けて、更に紫陽花の色が濃くなるので、まだまだ見頃はこれからです。

南沢山あじさい山のアクセスや駐車場は?

南沢あじさい山

南沢あじさい山

住所: 東京都あきる野市深沢368

TEL:  080-5055-1926 (担当:高水)
入山時間:  8:00 ~ 17:00 (平日・土日祝日)
入山料 : 500円

アジサイの開花シーズンのみ入山料が発生します。

一般(中学生以上)500円 子供(小学生以下)300円 障がい施設の方 300円

アクセス:

電車(最寄り駅): JR五日市線の「武蔵五日市駅」から歩いて約40分(2.6km)

駐車場 800円/台(あじさい期間中)

以前は、南沢あじさい山祭りの期間中、駅から1時間に1本ほどシャトルバス(250円)があったのすが、今年はコロナの影響で運行されません。

まとめ:南沢あじさい山の2021年の見頃や開花状況は?アクセス(シャトルバス)や駐車場は?

ここでは、南沢あじさい山の2021年の見頃や開花状況、アクセス(シャトルバス)について紹介しました。

南澤忠一さんから高水健さんに受け継がれていくあじさいストーリーの今後がますます楽しみですね!

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