
滋賀県の三井寺(園城寺)では、桜の開花・見頃時期には、境内の1300本を越える桜が咲き誇り、例年鮮やかにライトアップされます。ここでは、三井寺の桜の魅力や見どころ、2022年のライトアップ情報、2022年開花状況や見頃、アクセスや駐車場について紹介します。
目次
三井寺の桜の魅力や見どころは?2022年のライトアップ情報は?

仁王門では、春には満開の桜が出迎えてくれます。
三井寺は一般的な呼称のようで,正しくは園城寺。天台寺門宗の総本山です。

平清盛の弟忠度が、「平家物語」で詠んだ歌があります。
さざなみや 志賀の 都はあれにしを 昔ながらの山桜かな
かつて、大津京があったあたりの桜を詠んだといわれています。
大津京はわずか五年で滅び、時代が変わり500年の時をへて、 忠度は荒れ果てた大津京の姿をまのあたりにし、栄枯盛衰を感じこの歌を詠んだでしょう。
三井寺はその政変の表舞台を凝視つづけてきました。
大津京に遷都した天智天皇没後、長子の大友皇子(弘文天皇)を擁する近江朝廷に対して、 その弟大海人皇子(天武天皇)が反乱を起こし、激しい戦の後、大友皇子は敗れ、かつて境内の一郭であった長等山崎において自害しました。
世に言う壬申の乱です。
三井寺は天智天皇の一族や壬申の乱で敗死した人々の菩提を弔うため、建立されたといわれています。
仁王門を入って、右手には釈迦堂があります。
現在の建物は室町時代に建立されたもので、国の重要文化財です。

三重塔は、奈良県の寺から豊臣秀吉が伏見城に移築し、更に徳川家康がこちらに移築寄付されたそうです。
「近江八景」に描かれた「三井の晩鐘」が有名で、日本三銘鐘のひとつにも数えられています。
日本三名鐘のうち、今も昔も変わらぬ鐘の音を聞くことができるのは三井の晩鐘だけで、三井寺の鐘は毎日夕刻に撞かれ、美しい音色を周囲に響かせています。

三井寺の観音堂の北側に建つ小さなお堂が、毘沙門堂です。
横幅2.88mの方形の建物は、禅宗様でありながら、各部に極彩色を用いており、桃山建築の雰囲気が色濃く残されています。
仏壇上厨子に木造毘沙門天像を安置するので、毘沙門堂の名があります。

三井寺は、万葉の時代から桜の名所として親しまれてきました。
びわ湖南西の長等山中腹に位置し、びわ湖を眼下に望みながらお花見が楽しめます。
2010/4/5撮影、三井寺、桜の海に浮かぶ塔#滋賀#ファインダー越しの私の世界 #桜 #写真好きな人と繋がりたい #キリトリセカイ#ソメイヨシノ#photography#写真で伝えたい私の世界#写真撮ってる人と繋がりたい #cherryblossoms#NaturePhotography #三井寺 pic.twitter.com/VbIru5UYwR
— escassy (@escassy1) March 16, 2022
多くの国宝や重要文化財を鑑賞しながら、花の三井寺での春の散策は、訪れた人々の心を癒します。
昨日の三井寺その2。紅葉の季節もツイートしましたが、観音堂前と、その上からの琵琶湖の眺めが絶景です☺️
— めだまやきは醤油派🍳梅結 (@umesakemusubi) March 30, 2021
今は琵琶湖へ続く琵琶湖疎水の、桜並木を上から眺められる場所でもあります✨#写真好きな人と繋がりがたい #キリトリセカイ#TLを花でいっぱいにしよう#桜満開 #桜#三井寺 #滋賀県 pic.twitter.com/8HXG6vNmYu
長等山の中腹に建ち、境内には約1000本の桜がある三井寺。

桜の種類ソメイヨシノ、シダレザクラ、ヤマザクラです。
昨日の三井寺。桜が満開で時々花吹雪舞う境内が、とても美しかったです☺️
— めだまやきは醤油派🍳梅結 (@umesakemusubi) March 30, 2021
4枚目の赤い点々は、釈迦堂内の蝋燭の灯り🕯️(2021.3.29撮影)#写真好きな人と繋がりがたい #キリトリセカイ#TLを花でいっぱいにしよう#桜満開 #桜#三井寺 #滋賀県 pic.twitter.com/0ug2S6KZQZ
日本さくら名所100選にも選ばれています。

天気予報で「開花宣言」を行う目安となる、和歌山地方気象台指定の標本木(ソメイヨシノ)もあります。
広大な境内にはソメイヨシノを中心に桜が咲き、満開時には夜間特別拝観として一帯がライトアップされ、桜と堂塔伽藍が美しく浮かび上がります。

近江八景のひとつ「三井の晩鐘」や、桜の名所として名高い総本山三井寺で、ライトアップが行われます。
約1300本の桜が一斉に咲き誇る境内一円が、ほんのりと照らされ、幻想的な雰囲気に包まれます。

国宝・重要文化財の建造物と桜のハーモニーは見事で、ライトアップされた諸堂と桜は圧巻です。

同時開催の「春のライトアップ~桜の琵琶湖疏水~」では、近代化産業遺産として知られる琵琶湖疏水も大々的にライトアップされ、こちらも見どころです。
三井寺 春のライトアップ2022
滋賀県 #大津市#三井寺#夜桜🌸春のライトアップ💫
— 祈りログ (@sara_333) March 20, 2022
3月25日(金)〜4月10日(日)
18:00−21:30
大人1000円/小中高生500円
千本を越える
ソメイヨシノ🌸やしだれ桜🌸を
鮮やかに #ライトアップ🔦
幻想的な夜桜🌸
の世界が広がる
琵琶湖疏水🏞も
大々的にライトアップ🔦https://t.co/NoBYldaYA6
開催期間:2022年3月25日~4月10日
開催時間:18:00~21:30(最終受付21:00)
開催場所:大津市 総本山三井寺
料金 :大人1,000円・小中高生500円

三井寺の桜の2022年見頃時期や開花状況は?

三井寺の桜の開花時期は3月下旬~上旬で、見頃は例年4月上旬~中旬で、境内全域がソメイヨシノとヤマザクラで桜色に染まります。
2010/4/6撮影、桜の三井寺その2#滋賀#ファインダー越しの私の世界 #桜 #写真好きな人と繋がりたい #キリトリセカイ#ソメイヨシノ#photography#写真で伝えたい私の世界#写真撮ってる人と繋がりたい #cherryblossoms#NaturePhotography #三井寺 pic.twitter.com/0Or7xduMdm
— escassy (@escassy1) March 19, 2022

2021年の三井寺の桜の見頃は、暖冬の影響もあり例年より早まり、3月末~4月上旬になりました。
桜満開の園城寺🌸
— Takumi Kurata|倉田 匠 (@takumi_kurata) March 30, 2021
(2021/03/30撮影)#大津#三井寺#園城寺#桜 pic.twitter.com/CAaGcvlxRe
天気予報情報サイトによれば、2022年の三井寺の桜の開花状況は、開花予想日は3月27日、五分咲きは3月31日、満開は4月2日、桜吹雪は4月11日の予測となっています。

三井寺の桜のアクセスや駐車場は?

住所: 〒520-0035 滋賀県大津市園城寺町246
拝観時間:
8:00~17:00
光浄院客殿・勧学院客殿:1週間前までに別途申込要(9:30~15:30)
指定文化財収蔵庫:8:30~16:30(受付終了16:00)
料金
大人:600円 (団体割引30名以上550円)、高校生・中学生:300円(団体割引30名以上250円)、小学生:200円(団体割引30名以上150円)
光浄院客殿・勧学院客殿 別途600円 指定文化財収蔵庫 別途300円
アクセス
電車・バスでのアクセス
湖西線「大津京駅」から京阪バス「三井寺」すぐ、またはJR「大津駅」から京阪バス「三井寺」すぐです。
または琵琶湖線「膳所駅」から京阪「三井寺駅」から徒歩7分です。
車でのアクセス
名神高速大津ICまたは京都東ICから約10分です。
駐車場: 350台 大型2000円/1台、中型1500円/1台、自家用車500円/1台

まとめ:三井寺の桜のライトアップや2021年開花情報や見頃?アクセスや駐車場は?
ここでは、三井寺の桜のライトアップや2021年開花情報や見頃、アクセスや駐車場についてまとめました。
ぜひ参考にしてみてください!