
2023年1月5日、東京豊洲市場でマグロ初競りが行われ、一番マグロの最高値、釣った漁師、歴代の最高値マグロの漁師や取り分等気になりますよね。ここでは、豊洲市場のマグロ初競り2023の一番マグロの最高値や落札者、釣った漁師は誰か、歴代最高値の漁師や落札者、取り分について紹介します。
目次
マグロ初競り2023の一番マグロの最高値や落札者は?

2023年1月5日、東京の豊洲市場で、初競りが行われました。
豊洲の初競りで、大間マグロは2022年まで11年連続で最高値の一番マグロになっていて、大間マグロが12年連続で一番マグロになるのか、高値がつくか、注目されていました。
大間漁協では1月4日は、時化のため漁にでた船はなく、大晦日までに水揚げされ冷蔵庫で保管していたマグロ53本が出荷されました。
大間から出荷されたのは、12月に水揚げされた200キロクラス9本を含む、53本のクロマグロです。
結果は、2023年マグロ初競りの一番マグロは大間産212キロで、1キロ単価17万円の値を付けで、なんと3604万円になりました!
銀座おのでら(オノデラグループ)と仲卸の「やま幸」が落札者となりました。
【#豊洲市場 で #初競り】
— 日経 写真映像 (@nikkeiphoto) January 5, 2023
冷たい空気が肌を刺す未明の豊洲市場。黒光りするマグロがずらりと並べられた場内は、仲買人の威勢のいい掛け声で活気に包まれていました。初競りの終了後、最高値のついた巨大な「一番マグロ」が報道陣の前に現れました。
映像全編は→https://t.co/7HPexWBjVq pic.twitter.com/3HOHYhxCto
やま幸は、3年連続で一番マグロを競りとしました。
やま幸は、旧築地市場最後の初競りとなった2018年に初めて一番マグロを競り落として以降、4回目になります。
東京・豊洲市場(江東区)で5日朝、新春の初競りが行われ、最高値2084万円の値が付いた青森県大間産のクロマグロと、すし店「銀座おのでら」の関係者です。 #初競り #マグロ pic.twitter.com/IBDauA61ns
— 時事通信映像ニュース (@jiji_images) January 5, 2021
一番マグロは、2019年に過去最高の3億3,360万円の高値が付けられましたが、新型コロナの影響もあり、2021年は2,084万円、2022年は1,688万円でした。
2023年の一番マグロの最高値は、昨年の2倍以上になりましたね!
マグロ初競り2023の一番マグロを釣った漁師は?

年末年始は、大間はしけが続いていたそうですが、53本とかなりの本数がつり上げられました。
出荷された中では、260キロオーバーもあり、どのマグロが一番マグロとなり、最高値となるか、大きな関心となっていました。
2023年の豊洲市場での初競りで、最高値を付けたクロマグロを釣ったのは、青森県大間町の漁師・竹内正弘さんです。
青森県大間町のマグロ漁師、竹内正弘さんは、2016年から3年連続で一番マグロをつり上げたすご腕漁師で、東京中央卸売市場の初競りで、なんと7度目の一番マグロ獲得です!
とてつもない偉業ですね♪
大間町は、マグロの一本釣りで有名ですが、竹内さんは1本の幹縄に複数の枝縄を付けて釣る「はえ縄」漁船の船長です。
はえ縄漁船第56新栄丸船長の竹内さんは、2022年12月31日早朝、このすばらしい一番マグロを、150本のはえ縄にヒットしたそうです。
竹内正弘さんといえば、毎年「大間のマグロ漁師」名で児童養護施設に寄付を続けていたと報道されていたことが思い出されます。
竹内さんは「子供たちのために有意義に使ってほしい」と話されていました。
2018年には、築地の初セリで全国を盛り上げた、「第十八新栄丸」という新たな漁船も船出しています。
マグロ初競りの歴代の最高値(一番マグロ)の漁師や落札者は?重量は?

マグロ初競りの歴代の最高値(一番マグロ)について、2015年以降の漁師、落札者や重量は以下の通りです・
年度 落札金額 漁師 落札者 重量
2023年 3604万円 竹内正弘さん おのでら・やま幸 212kg
2022年 1688万円 菊地一夫さん やま幸 211㎏
2021年 2084万円 田中稔さん やま幸 208㎏
2020年 1億9320万円 山本昌彦さん 喜代村 276㎏
2019年 3億3360万円 藤枝亮一さん 喜代村 278kg
2018年 3645万円 竹内正弘さん やま幸 405㎏
2017年 7420万円 竹内正弘さん 喜代村 212㎏
2016年 1400万円 竹内正弘さん 喜代村 200㎏
2015年 451万円 田中稔さん 喜代村 180㎏
豊洲市場の初競りで、青森県大間産のクロマグロが3億3360万円の史上最高値で競り落とされました。ロングバージョン→https://t.co/mpFNhbu4Ti
— 時事通信映像ニュース (@jiji_images) January 5, 2019
#豊洲市場 #初競り #クロマグロ pic.twitter.com/ju37SG5Hw3
マグロ初競りの漁師の取り分は?

マグロ初競りでは、たいへんな金額の取引がされますが、漁師さんの取り分がどれくらいになるか気になりますよね。
漁師さんの取り分につきましては、朝日新聞で、詳細説明されている記述がありましたので、添付します。
落札した仲卸業者は、競りを開いた築地市場側に代金を支払います。築地市場側は手数料を引き、信用漁業協同組合連合会(信漁連)が管理する漁師名義の口座に現金を振り込みます。
漁協側の取り分や箱代、運送費など出荷コストを差し引いた分が、漁師の取り分となります。大間漁港関係者によると、ざっと8割台後半が漁師の取り分になるそうです。
かなりの大金になりますが、初競り最高値を記録した経験がある漁師の一人は、税金を払うと手元には、6~7割程になるそうです。
2023年の一番マグロであれば、2200~2600万ほどが、漁師さんの手元に残るということになるでしょうか。
命を懸けて漁に臨むことを考えれば、決して高いとはいえないでしょう。
まとめ:マグロ初競り2023の漁師は誰?歴代最高値や取り分は?
ここでは、マグロ初競り2023の一番マグロの最高値や落札者、釣った漁師は誰か、歴代最高値の漁師や落札者、漁師の取り分について紹介しました。
漁師の生死をかけたマグロ漁!感謝を込めて、美味しくマグロをいただきましょう!