嵐山の竹林を進む人力車

京都の海外からの人気は増える一方です。京都のどのスポットが海外に人気があるか興味ありませんか?海外から人気のスポットを厳選して紹介します。カメラ片手に、京都の撮影旅!また新たな京都の魅力を発見できるかもしれません!

京都の海外からの人気は右肩上がり

京都の八坂の塔(法観寺)
京都の八坂の塔(法観寺)

2020年の東京五輪・パラリンピック開催を控え、海外に日本の文化を発信する取り組みが始まります。国際観光都市として日本文化の窓口である京都には、日本の魅力を海外に発信するけん引役としての役割が期待されます。

今回は、海外からの旅行者に人気のある京都のスポットを巡ってみました。

海外から見た京都の魅力は、何といっても四季折々の自然の移り変わりと歴史的建造物との調和ではないでしょうか。

京都では、季節ごとの美しい風景を楽しむために、一年に何度も訪れる海外からの旅行客が多くなってきています。

平安神宮前を歩く着物姿の女性
春の京都の平安神宮前前

京都は、日本を代表する人気の観光地となり、インバウンドにも先進的に取り組んでおり、宿泊利用者の海外利用率があがっています。

特に春の京都は、海外からの憧れの地として、様々な国から観光客が、”The Japan”を体感すべく押し寄せる人気のスポットとなっています。

2017年に京都のホテルや旅館に宿泊した人のうち、40.5%は海外観光客 でした。

京都の宿泊施設の利用者のうち海外観光客が占める割合は、年々増加し続けています。

京都の海外からの人気が、年々上昇していることがわかります。

2014年には28.9%であったインバウンド比率は、2017年に は 10ポイント以上増加したかたちになります。

年々、増加する海外観光客に併せて、人気観光地である京都の宿泊施設のインバウンド需要は上昇していることが把握できるでしょう。 

「未来・京都観光振興計画2010+5」において、「質の向上」を実現させる7つのプロジェクトが立ち上がりました。

「暮らすように旅する」、「歩いてこそ京都」、「市民の京都再発見」、「心で “みる”京都」、「観光客の不満をゼロに」、「新たな京都ファン獲得」、「京都の魅力をうまく伝える」というものです。

桜の岡崎十石舟めぐり
京都の桜の岡崎十石舟めぐり

その進化系が、「京都観光振興計画2020 ~世界があこがれる観光都市~」です。

1:世界中の人に京都に行きたいという「あこがれ」をもっていただき尊敬される京都を目指します

2:丹精込めた「おもてなし」により、京都を訪れた方々に、多くの感動を届けます

3:市民、社寺関係者、文化関係者、観光関連業界、地元企業、大学・学生、観光客など、京都を愛する皆様とこの計画を共有し、心を一つにして実現に取り組みます。

京都の海外からの人気スポット、①「蹴上インクライン」桜と着物のコラボ!

蹴上インクラインの線路
京都の蹴上インクラインの線路

日本を象徴する風景を京都に求めている海外旅行者が多いですが、なかでも日本の桜は圧倒的に海外から人気で、SNSでは国境を越えて2月から日本の桜の人気スポットの情報が飛び交います。

京都の桜の時期、特に海外から人気が高いのが、美しい景色を見せてくれる「蹴上インクライン」です。

廃線のレールを着物姿で歩く女性
京都の蹴上インクラインの廃線

京都の地下鉄東西線、蹴上駅から徒歩3分。蹴上インクラインは、東山・南禅寺の近くにある全長582mの傾斜鉄道跡です。

線路沿いに約90本のソメイヨシノが花を咲かせ、その美しい景色は人気です。

現在使われていない線路を歩きながらお花見が出来る場所は、全国でも珍しく、ウエディングフォトなどの撮影場所としても海外から大人気の京都のスポットです。

早朝6時に蹴上インクラインに訪れた際にも、海外から結婚の記念で撮影のため訪れた和装の新郎、新婦を見かけました。

廃線、桜、着物と和傘という独特の日本の情景は、多くの海外観光客にとって、最も人気があるファクターのひとつです。

廃線の線路で桜の下に立っている和装姿の新郎新婦
桜の京都の蹴上インクライン
和傘をさして桜の下に立つ新郎新婦
桜の京都の蹴上インクライン

京都の海外からの人気スポット、②独特のレトロな風情 「南禅寺水路閣」

アーチ状に連なる南禅寺水路閣
京都の南禅寺水路閣

京都の蹴上インクラインのすぐ近くにある連続する美しい曲線のアーチ橋南禅寺水路閣も、海外から人気のスポットです。

琶湖疏水の分線(蹴上以北)にある水路橋で1888年(明治21)完成しました。

明治維新で天皇が東京へ行き寂れてしまった京都を復興しようと作られた琵琶湖疎水を皇居へも水を引くために出来た水路橋です。

琵琶湖の湖水を京都の街へ運ぶためのレンガ造りの水路橋で、モダンな建物です。

古代ローマの水道橋を参考に設計された水路閣のアーチ型橋脚のレトロなフォルムやレンガの風合いが周囲の自然に溶け込み、海外旅行者にとっても人気の景観です。

全長93.2メートル(幅4メートル、高さ9メートル)レンガ、花崗岩造り、アーチ型橋脚の風格ある構造物で、景観を損ねないようにデザインされ、歴史ある京都の南禅寺の景色に溶け込んでいます。

アーチ状に連なる古く朽ちた南禅寺水路閣
アーチ状に連なる南禅寺水路閣

アーチの連続が美しく、朽ちた風情が独特で、どこかヨーロッパの古い建造物を連想させます。

数々のドラマやCM、そしてアニメなどのロケ地としても使われていることから、海外旅行客にとっても人気があり、風格漂うその姿に京都ならではの世界観を見るのです。

京都の海外からの人気スポット、③ 世界が注目する 「伏見稲荷の千本鳥居」!

伏見稲荷大社にある連なる赤い鳥居
京都の伏見稲荷大社の赤い鳥居

海外観光客で、どの季節であっても、一番の人気スポットを争っているのが京都の伏見稲荷大社と京都嵐山の竹林の小径。

京都の伏見稲荷大社の人気の理由は、何よりも“赤い千本鳥居”が続く景色がきわめて日本的であり、伏見稲荷のある稲荷山では山巡りができることも、ウォーキングを好む海外の旅行者に人気の理由です。

伏見稲荷の赤い鳥居と狐の像
京都の伏見稲荷大社

京都の伏見稲荷大社の千本鳥居がある場所は、まさにご神体である稲荷山の入口にあたります。稲荷山は神降臨の地ともいわれる神聖な場所です。

伏見稲荷大社 では、人間の世界から神様のいる世界へと繋がる境界を現すものとして多くの鳥居が建てられました。これらは江戸時代から明治時代にかけて建てられたと伝えられています。

伏見稲荷大社 の稲荷山全体の鳥居の数はおよそ10,000基以上あると言われています。

伏見稲荷大社の多数の連なる赤い鳥居
京都の 伏見稲荷大社

海外からの観光客にとって鳥居は、鳥居を見つけるとすぐシャッターを押すほど人気で、最近は鳥居を正面から撮影するのではなく、鳥居の裏側に回って撮影するのが海外旅行者の中で人気です。

そこには奉納した人の名前と期日が漢字で書いてあり、 京都の伏見稲荷大社 の「漢字の入った鳥居」に惹きつけられるようです。

伏見稲荷にある赤い鳥居と狐の面を持った女性
京都の 伏見稲荷大社

京都の海外からの人気スポット、④ 世界を魅了 「嵐山の竹林の小径」

嵐山の竹林を進む人力車
京都の嵐山の竹林の小怪

京都の嵐山の印象的な風景といえば、野宮神社から世界遺産・天龍寺の北側を通って大河内山荘庭園へと通じる長さ400mほどの小径でしょう。

「竹林の小径」は、日本らしい印象的な風景として、海外メディアで嵐山の「竹林の小径」が取り上げられ、大人気になっています。

嵐山の竹林
京都の嵐山の小怪

まっすぐ天高く伸びる無数の竹から、日本古来の美意識や風情を感じ、壮麗な景観に心を奪われた海外観光客が数多く訪れていました。

道の両脇に設けられた小柴垣と、空高くまっすぐに伸びた青竹に囲まれた幽玄の世界は、美しい竹林の風景が広がる嵯峨野エリアの中でも最も美しく、そして数ある京都の注目スポットで、海外から最も人気があるスポットです。

嵐山の若竹の林
京都の嵐山の小怪

数多くの海外観光客が押し寄せる、京都嵐山観光を代表する人気スポットは、ポスターや海外旅行雑誌、ガイドブックなどの表紙を飾ることも多く、テレビのCMやドラマなどでも頻繁に登場しています。

英語版のガイドブック「Lonely Planet Japan」の表紙にも使用されたことも、海外の観光客の人気に拍車がかかりました。

青竹と竹垣
京都の嵐山の小怪

全体を竹林に覆われているため、日中でも薄暗く静寂の空間が広がっています。竹林の間から差し込む木漏れ日を浴びて気持ちよく散策することができました。

嵐山にうっそうに茂る竹林
京都の嵐山の小怪

京都の海外からの人気スポット、⑤ 「祇園の花見小路」のそぞろ歩き!

花見小路を歩く舞子の後ろ姿
京都の花見小路

京都の寺社仏閣だけでなく、風情のある路地(ろおじ)や辻子(ずし)も、海外旅行客の人気スポットの一つです。(通りと通りをつなぐ細い道を辻子、行き止まりになっているのを路地と呼びます。)

京都の八坂神社近くでは、お参りをした後、着物を来た海外旅行客が人力車で、京都の風や光を感じています。

夕焼けに染まる春日大社
京都の春日大社
春日大社の前を歩く巫女
京都の春日大社

海外旅行客が着物姿にて京都の街を人力車で進んでいるその光景は、千年の古都に似つかわしく、つい足を止めてしまいます。

京都の人力車に乗る着物姿の二人の女性
京都の通路で待機する7台の人力車

京都の祇園の商店街や花見小路では、海外の方が着物を着てそぞろ歩きをするのが人気です。

花見小路を歩く着物姿の女性たち

祇園といえば「花見小路」がメインストリートですが、一歩路地へ足を踏み入れてみると風情のある京町屋と美しい石畳。今まで歩いていた「花見小路」の喧騒が嘘のような静寂空間が広がっています。

闇夜の京都の祇園の小道

非常に静かな空間の上、京都の風情を肌と目でじっくり感じることができます。日没後は各料亭の提灯に明かりが灯り、幻想的な雰囲気に!平日に訪問すると、舞妓さんや芸子さんが各料亭へ足早に舞を披露しに出向く様子に出くわすこともあります。

他では味わうことのできない祇園の小路のそぞろ歩き。今を感じたければ花見小路へ。ちょっと江戸の風情を求めるときには路地や辻子に寄り道を。

夜の花見小路

※ 当記事はTheNewsへ提供した記事を著者が再編集し書き下ろしたものです。

まとめ:京都の海外から人気のスポット!

京都の八坂神社のぼんぼり
京都の八坂神社

京都の海外からの人気スポットを五か所紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか。

海外旅行客からの視点は、また日本の観光客の視点とも異なるかもしれません。

海外の方は、そのフォトジェニックな光景に惹かれることもあれば、その場所が持つ歴史的背景に興味を持つケースもあります。

京都の海外からの人気スポットを巡ることにより、また今までと違った京都を見つけることができるかもしれません。

海外に誇れる日本を代表する人気の京都の景観は、これからも多くの海外旅行者そして日本中の旅行者を惹きつけるでしょう。

四季折々の京都を、カメラ片手の撮影旅を楽しみましょう!

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