苔に囲まれた断崖

エメラルドグリーンの千歳川

エメラルドグリーンの川面

水深平均256m、最大水深360mで秋田県田沢湖に次ぐ日本第二位の水深を誇る支笏湖。「日本最北の不凍湖」で、冬でもその深さゆえに凍ることは滅多にありません。湖はカルデラ湖、日本で最も冷たい水温で、透明度も世界屈指です。支笏湖は環境省の水質調査で8年連続日本一となっている美しい湖です。千歳市街地を流れ石狩川に合流する「千歳川」はこの支笏湖から出ています。湖畔、特に千歳川が湖への注ぎ込む赤い「山線鉄橋」辺りから眺める湖と川は、よほど天候の悪いとき以外は、浅瀬はクリスタルのように透明で澄んでおり、川面はエメラルドグリーンの絶景に出会うことのできるスポットです。吸い込まれるような鮮やかな川の色に、驚きに近い感動を覚えます。千歳川や支笏湖では、クリアカヤックを操り、船上から美しい水面を眺めるのが人気となっており、是非次回はトライしてみたいと思いました。

支笏湖のほとり赤い橋と透明な水の川赤と青のカヌーと川エメラルドグリーンの千歳川

 

緑のカーテン「樽前ガロー」

緑の苔と川

支笏湖を出発し、清流と切り立った岩と苔の景色を見に、知る人ぞ知る樽前ガローに向かいます。写真撮影スポットとしても人気の「樽前(たるまえ)ガロー」は、涼しい景色が楽しめる夏におすすめの隠れた美景スポットです。
「樽前ガロー」は、支笏湖から車で一時間弱、苫小牧市西部の樽前山のふもとの渓谷です。樽前山の噴火によって広く流れ出て固まった溶岩が、長い時間をかけて雪解け水に浸食されてできたといわれています。
川の両側に切り立つ垂直の岩は、高さにすると4~5メートルほどになります。毎年6月下旬~8月頃には、この岩の表面にエビゴケなど60種以上の苔が育ち、幻想的な風景をつくります。例年7月上旬になれば「緑のカーテン」と表現されるように苔で覆われ、明るい色を放つ新緑の苔が見られます。幻想的な光景が見られる数少ない場所で、新緑だけではなく、紅葉・雪景と雰囲気を変えた景色も見どころです。
支笏湖も樽前ガローも、新千歳空港から一時間以内で訪れることができ、美しく繊細な表情とダイナミックな表情との両面を持ち、四季折々楽しむことができる魅力的なスポットです。新千歳空港から北海道を離れる前に、ちょっと寄ってみてください。すばらしい道草になるでしょう!

橋と緑の苔と光苔がついた巨岩と断崖緑の苔に包まれた岩と断崖

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