
美瑛のカラフルな絶景「 展望花畑 四季彩の丘」
色鮮やかな数十種類の花々が咲き乱れる北海道美瑛町「展望花畑 四季彩(しきさい)の丘」。ダイナミックでカラフルな丘陵地の様子が、SNSやメディアで話題です。美瑛のパッチワークの景色を作っているのは小麦やじゃがいも、ゆり根などさまざまな農作物の畑ですが、「展望花畑 四季彩の丘」の花畑はその畑を利用しています。北海道の花畑といえば、美瑛の隣の富良野のラベンダー畑が有名ですが、「四季彩の丘」では、離農した農家さんの畑に春から秋にかけて約50種類の花を植え替えているため、5月~10月にかけてのグリーンシーズン、長期間に渡って様々な花が咲き誇ります。
6月はポピーやカンパニュラなどが見頃です。7月~8月はラベンダー、キンギョソウなど多くの花でカラフルさが更に増し、大地は鮮やかな絨毯のようになります。そして9月中旬~10月にかけては、マリーゴールドやケイトウなど秋の花が丘を彩ります。虹色といわれる時期は9月頃までですが、その後は秋色花畑の奥に見える山々が雪化粧をし、花畑と紅葉とのコントラストが楽しめます。
美瑛を車で走っているとアップダウンやカーブが増え、思わず声を上げるほど美しい風景が目の前に広がり、雄大な景色に気持ちものんびりします。
大雪連峰のふもとに広がる「青の世界」
大雪連峰に向かうまっすぐに続く白樺街道を走り、途中左に曲がり近年大人気になっている青い池に辿り着きます。立ち枯れた木々と青色の景色が神秘的な雰囲気を醸し出す人工池です。1994年(平成6)に造られた防災用のえん堤にアルミニウムを含んだ水が溜まり、美瑛川の水と混ざって目に見えないコロイドが生成され、コロイド粒子が太陽光と衝突散乱し、水が青く見えるといわれています。この青い池は2012年発売のApple社のMacBook Proの壁紙に採用されたことで広く知られるようになりました。木々に囲まれた散策路を歩きながら、様々な角度から青い池を楽しめます。青い池に真っ青な空の色が混ざり、周囲の緑とのコントラストも鮮やかです。秋は、色付いた木々の彩りが映り込み、シックな雰囲気になるでしょう。1日として同じように見えることはありません。日々異なる光景だからこそ、観る人を魅了するのでしょう。