真鍋庭園の東屋と花々

「北海道ガーデン街道」十勝から旭川までの花めぐり!

北海道の大雪〜富良野〜帯広をつなぐ「北海道ガーデン街道」をご存じでしょうか。北海道の代表的な美しい8つのガーデンを、旭川(大雪)から富良野、そして十勝に至る全長約250キロの街道で結んでいるコースをいいます。

北海道の花は、同じ種類の花でも色が鮮やかだと言われています。寒暖の差が大きい北海道の気候が色に出ると考えられていますが、北海道の大自然は、美しい生命力を生み出すマザー・ネイチャーとなっています。

イギリスの有名な田園風景であるコッツウォルズやドイツが誇る観光ルート・ロマンティック街道にも勝るとも思われる北海道ガーデン街道の壮大な美しさは別格です。各ガーデンは、地域の気候や景観を活かした個性的な表情をもっており、年を追うごとに訪れる人が増え、わずか3年で北海道観光のキラーコンテンツに数えられるほどの人気になりました。本州からだけでなく海外からも多くの観光客が訪れています。

「北海道ガーデン街道」十勝 編!英国が認めた「十勝千年の森」!

北海道ガーデン街道の中でも、十勝エリアにある5つのガーデンは、広大な敷地、多種多様の美しい花々、そして雄大な風景が特長と言えます。日高山脈のふもとにある「十勝千年の森」は、英国の庭園デザイナー、ダン・ピアソン氏の監修による雄大なスケールのガーデンです。

十勝の壮大なランドスケープを映し込んだ庭で、庭園のあちこちにアート作品がプロットされています。優れた庭園デザインを表彰する英国のガーデンデザイナーズ協会賞選考で、 日本では初となる最高位の大賞「グランドアワード」を受賞しました。

審査員からは、「最も美しい庭」「21世紀のガーデンデザインの最良の例」と絶賛されました。十勝でなければ実現できないとても広大な敷地となっており、その地に立ってみると北海道の雄大な自然の力を体に感じることができます。

中には植物ガーデン、木のアートが点在する森、石のアートがプロットされた丘、羊や馬がいる牧場など、地元の野菜や乳製品を使用したカフェやレストラン等、さまざまな設備が揃えられており、一日いても飽きることはありません。丘や林を、セグウェイで散策している光景も印象的でした。

「十勝ヒルズ」十勝の風景を鮮やかに彩る丘のガーデン

季節ごとに表情を変える花々や、野菜や果樹などをテーマにしたガーデンが楽しめるのが幕別町の丘の上にある庭園「十勝ヒルズ」です。レストランでは、園内で収穫された野菜や果物を使用するなど、食材にこだわったメニューが人気で、ハンガリーの食べられる国宝、希少なマンガリッツァ豚をアジアで唯一飼育、繁殖から生産まで行っています。

スモークツリー並木道、姫りんご並木道など、自然に季節の草花を楽しめるように工夫されています。食をテーマに据えたガーデン「ヴィーズ・ポタジェ」では、食用花が栽培されており、見て楽しめるだけでなく、それらの花を食べる体験も可能です。

季節ごとに表情を変える花々や、野菜や果樹などをテーマにしたガーデンが楽しめるのが幕別町の丘の上にある庭園「十勝ヒルズ」です。レストランでは、園内で収穫された野菜や果物を使用するなど、食材にこだわったメニューが人気で、ハンガリーの食べられる国宝、希少なマンガリッツァ豚をアジアで唯一飼育、繁殖から生産まで行っています。

スモークツリー並木道、姫りんご並木道など、自然に季節の草花を楽しめるように工夫されています。食をテーマに据えたガーデン「ヴィーズ・ポタジェ」では、食用花が栽培されており、見て楽しめるだけでなく、それらの花を食べる体験も可能です。

「紫竹ガーデン」91歳の紫竹おばあちゃんが愛する庭

北海道ガーデン街道の中でも、帯広にある「紫竹ガーデン」は特別でしょう。園主は「紫竹おばあちゃん」の名で親しまれる紫竹昭葉(しちくあきよ)さん。紫竹ガーデンが生まれたきっかけは、長く連れ添った夫を亡くし何年も悲しみに暮れていた昭葉さんに、娘さんが呟いた一言だったといいます。「お父様は、お母様のことを、明るい太陽やヒマワリのような人だよねって、いつも言ってたよね」その言葉で、昭葉さんは悲しみから覚め、自分らしく生きようと決意したそうです。

1989年、紫竹さんが63歳の時に、花畑ではなく、「子供のころに遊んだ、野の花が咲く野原のような風景を作りたい」と考え、そうして林ができ、森になって、1500坪の敷地は、すばらしい景観に満ちた野山になりました。園内では、植物たちの世話をする紫竹おばあちゃんに会えることもあり、全国のファンが駆け付けています。ガーデンとしては珍しく、農薬は一切使用していないほか、消毒もしていません。そして、ここ数年は水やりも行わず、本格的に自然の中で育てるというコンセプトでガーデニングが行なわれています。

春はチューリップ、ムスカリ、クリスマスローズ、初夏はデルフィニウム、ルドベキア、秋はヤナギバギク、紅葉(モミジ、ブルーベリーほか)などが見ごろとなり、季節ごとの花々が道の両脇で出迎えてくれます。ステキな東屋のある「リボン花壇」、緑の芝生にパレットを広げたような「パレット花壇」に思わず見とれてしまいます。「紫竹ガーデン」は、「自然」に元気をもらいたい、そんな方にオススメできる唯一無二のガーデンです。

「六花の森」北海度No1菓子メーカー六花亭のシンボル

六花の森」は、今や北海道を代表する老舗菓子店の“六花亭”が運営するガーデン施設で、同社のペーパー・バッグやラッピングに使われている「十勝六花」の世界を現実にした庭園です。山岳画家、坂本直行さんが六花亭の包装紙に描いた北海道の山野草が、四季折々咲き誇ります。

中でも十勝六花といわれるエゾリュウキンカ、エゾリンドウ、オオバナノエンレイソウ、カタクリ、シラネアオイ、ハマナスの6花にスポットが当てられており、園内ではこれらの山野草をはじめとした、様々な草木を見て歩くことができます。訪れた日は、ハマナスの花が青空に映えていました。 

また、敷地内には美術品を鑑賞できる作品館や記念館などがいくつも置かれているほか、広大な丘には彫刻作品も見られます「レストハウス&ショップ」では、その製菓店の商品やオリジナルグッズなどが販売されています。併設されるカフェでは、開放的なロケーションの中で、優雅にお茶を楽しむこともできます。

「真鍋庭園」日本初コニファーガーデン

「北海道ガーデン街道」の中でも、特に個性的なガーデニングが行なわれているのが、「真鍋庭園」です。日本初のコニファーガーデンとしても知られる真鍋庭園は、1966年から時代と共に刻々と変化・拡張を続け、25,000坪におよび日本庭園・西洋風庭園・風景式庭園で構成されています。造園会社がプロ用に植栽のイメージを伝えるためにつくられたもので、財団法人日本植木協会が認定した北海道唯一の見本園です。

針葉樹を中心に、樹木はもちろんグラウンドカバープランツも多彩です。個性あるガーデニングもさることながら、植物園としても魅力ある施設として、道内外の方々に愛されています。都会からかけ離れた空間は、きっと日頃の疲れを癒してくれることでしょう。
花を愛で、花に誘われ、花と語らう時間の始まりです。さて、どの花の小径から歩いてみましょうか。

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