長野県では善光寺に次ぐ規模の大刹【光前寺】。春の枝垂れ桜や早太郎伝説や曽太郎光苔、そして秋の鮮やかな紅葉風景に引きつられ、多くの人が信州の古刹と美しい庭園風景を楽しんいます。
ここでは、光前寺(長野県駒ヶ根市)の早太郎伝説と光苔、アクセスや駐車場や拝観時間や拝観料についてまとめました。
目次
光前寺の早太郎伝説 とは?杉の巨木に囲まれた煙たなびく「本堂」
光前寺は早太郎伝説と光苔の寺で、長野県下屈指の大寺であり、国の文化財にも指定されている県内唯一の名勝庭園です。
南信州随一の祈願霊場として広く信仰されています。
戦国時代には武田、羽柴家等の武将の保護を受け、徳川時代に入ると徳川家からは地方寺院としては破格の60石の寺領と10万石の大名格を与えられるなど、隆盛を極めました。
仁王門をくぐると杉並木の参道がまっすぐに延びています。
大講堂の前の華やかさとは対照的に、厳かな雰囲気です。
さらに進めば線香の煙たなびく本堂が見えます。
境内には樹齢数百年の杉の巨木に囲まれ、長野県屈指の大寺です。
光前寺は早太郎伝説の寺としても知られています。
早太郎は、イヌの名前です。
今よりおよそ700年程も昔、光前寺に早太郎というたいへん強い山犬が飼われておりました。
遠州府中(静岡県磐田市)見付天神社では、生け贄として怪物に少女を捧げる人身御供という悲しい習わしがありました。
その怪物が、早太郎を恐れていることを知った旅の僧が、早太郎を借り受けました。早太郎が娘の代わりとなって怪物と戦い、それまで村人を苦しめていた怪物を退治しました。
早太郎は化け物との戦いで傷を負いましたが、光前寺までなんとか帰り着くと、そこで息絶えたのです。
以来、「早太郎こそ不動明王の化身」と災難除け・厄除けの霊犬として崇められ、今もこの光前寺で眠っています。
本堂と三重塔の間に、その早太郎の墓があります。
光前寺の光苔とは?神秘的な光を放つ!
参道脇の石垣の隙間は珍しい光苔(ヒカリゴケ)の自生地となっています。
参道に続く石垣の石と石の間、本坊客殿の縁の下の一部などに、日の光を反射して美しく神秘的な光を放っています。
いろいろな角度から覗いて見ることで、光に反射する光苔を見つけることができるかも知れません。
光前寺は、静寂な中にも風情と格式が漂い、二つとない独特の雰囲気を味わることができる、信州の名刹でした。
日の光を反射して美しく神秘的な光を放つ光苔は4月中旬から10月下旬頃まで見ることができます。
光前寺のアクセスや駐車場や拝観時間や拝観料は?
住所: 〒399-4117 長野県駒ヶ根市赤穂
拝観時間:
境内/8:00~17:00(冬期/8:00~16:30)、庭園参観/9:00~16:30(冬期/~16:00)
ライトアップ期間中~21:00予定
拝観料:境内は無料(庭園は500円)
アクセス:
車: 中央自動車道(駒ヶ根IC)から約3分
電車: JR飯田線(駒ヶ根駅)から伊那バスしらび平行きで10分、切石公園下下車で徒歩10分
駐車場: あり (150台 無料)
光前寺: http://www.kozenji.or.jp/
まとめ:光前寺(長野県駒ヶ根市)の早太郎伝説と光苔とは?アクセスや駐車場?
ここでは、光前寺(長野県駒ヶ根市)の早太郎伝説と光苔、アクセスや駐車場や拝観時間や拝観料についてまとめました。
ぜひ参考にしてみてください!