青い池と観覧場所

世界最大級の手つかずの「ブナ林」

八甲田の「城ヶ倉大橋」は、日本一の上路式アーチ橋です。全長約360m、アーチ支間長約255mのこの橋は、通行難所だった八甲田の城ヶ倉渓谷を結ぶ橋として建設されました。川床からの高さは約122m。橋の下には城ヶ倉渓谷の断崖絶壁、遠くには八甲田連峰や青森市街、岩木山までもが見渡せる八甲田の絶景観光スポットです。

「城ヶ倉大橋」を通り、八甲田から白神山地に向かいます。

白神山地は秋田県と青森県の県境に存在し、屋久島・法隆寺・姫路城とともに日本で初めて登録された世界遺産です。白神山地が最も評価されたのは、やはりその生態系でした。白神山地の生態系で特筆すべきが、そのブナ林です。

ただの「ブナ林」ではなく、未だ人の影響を受けていない「原生林である」というのが大きなポイントであり、世界でも最大級の貴重な手つかずの自然が広がっています。

世界遺産登録地域にはブナの原生林を主体とする若々しい樹林帯から樹齢数百年レベルの巨木群、そして朽ち果てた倒木など、ブナの森のあらゆる生態が見られます。

また、クマゲラやイヌワシなどの希少種が生息する生態系が今も保たれています。「アクアグリーンビレッジANMON」を訪れ、暗門川右岸側の山中にあるブナ林の散策コースを歩きました。まるで宮崎駿監督の映画「もののけ姫」に出てくる鬱蒼とした森のようであり、別世界にいざなわれます。

荘厳で神秘的なブルー、十二湖の一つ「青池」

そして白神山地の西端、青森県深浦町にあるブナの原生林の中に大小の湖が散在している「十二湖」を訪れました。

特に「青池」はブナの森の中に神秘的なコバルトブルーの湖が佇みます。時間帯によって青の濃淡が変化し、午前中の昼近くに行くと透明度の高い透き通ったブルーが観られ、午後になると荘厳なシックなブルーを観ることができます。

しばらく青池を見つめていると、さす光により色が次々と変わり飽きることがありません。青池が何故このようなブルーなのか、諸説あるようですがまだ正式には解明されていないようです。神秘的な風景に、自身が溶け込むような不思議な感覚に陥り、心身とも癒されていくのが実感できました。

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