世界遺産の白神山地のブナ林を、可能な限り手軽で体験したい!そう希望する方は多いでしょう!ここでは、白神山地のブナ林のおすすめの散策道コースや服装、アクアグリーンビレッジANMONへのアクセスについて紹介します。
目次
世界最大級の手つかずの白神山地「ブナ林」!八甲田から白神山地へのドライブ?
白神山地は、日本にたった4カ所しかない世界自然遺産の1つです。
その広さは、なんと東京ドーム2万8千個相当で、あまりにも広大です。
「城ヶ倉大橋」を通り、八甲田から白神山地に向かいました。
八甲田の「城ヶ倉大橋」は、日本一の上路式アーチ橋です。
全長約360m、アーチ支間長約255mのこの橋は、通行難所だった八甲田の城ヶ倉渓谷を結ぶ橋として建設されました。
川床からの高さは約122mです。
橋の下には城ヶ倉渓谷の断崖絶壁、遠くには八甲田連峰や青森市街、岩木山までもが見渡せる八甲田の絶景観光スポットです。
白神山地は秋田県と青森県の県境に存在し、屋久島・法隆寺・姫路城とともに日本で初めて登録された世界遺産です。
白神山地が最も評価されたのは、やはりその生態系でした。
白神山地の生態系で特筆すべきが、そのブナ林です。
ただの「ブナ林」ではなく、未だ人の影響を受けていない「原生林である」というのが大きなポイントであり、世界でも最大級の貴重な手つかずの自然が広がっています。
世界遺産登録地域にはブナの原生林を主体とする若々しい樹林帯から樹齢数百年レベルの巨木群、そして朽ち果てた倒木など、ブナの森のあらゆる生態が見られます。
また、クマゲラやイヌワシなどの希少種が生息する生態系が今も保たれています。
アクアグリーンビレッジANMONからの散策道のコースとは?
白神山地は広大な地域であるので、入山箇所は数カ所にわかれていますが、実際人々が観光できる場所は世界遺産の外側に設けられた緩衝地帯であり、世界遺産である白神山地の原生林の中に入山していくのは相当の技量を持った人間でも難しいとされています。
白神山地は世界遺産に登録されてから色々な施設が整備されていますが、もっとも有名なのが「暗門の滝」入り口近くにある「アクアグリーンビレッジANMON」という施設です。
ブナ原生林の探索や暗門ノ滝散策への拠点として利用されています。
白神山地の散策コースには、「マザーツリーコース」や「ブナ林散策路」や「暗門渓谷ルート」などがあります。
マザーツリーコースは、白神山地のブナ林の象徴ともいえるマザーツリーへつづく散策コースで、マザーツリーは津軽峠の駐車場から徒歩で数分の所にあります。
ブナの原生林が生い茂る道は、新緑の緑一杯で、十分に白神山地のブナ林の雰囲気を満喫できます。
暗門川右岸側の山中にあるブナ林の散策コースは、ブナ林を見学するには、おすすめのトレッキングコースで、手軽に白神山地のブナ林を散策できるコースです。
新緑の頃、「アクアグリーンビレッジANMON」を訪れ、暗門川右岸側の山中にあるブナ林の散策コースを歩きました。
一歩足を踏み入れれば、力強く上に伸びる太古の木々、初夏咲き誇る花々、まぶしい光がブナ林の隙間からさし込みます。
なおブナ林散策路コースを選んでも、途中で暗門渓谷ルートと合流し、暗門の滝へ行くことも可能です。
「世界遺産の径 ブナ林散策道」は、1周約2kmのコースで、途中でショートカットして30分ほどでまわれる小廻りコースと、全行程を60~90分ほどかけてまわる大廻りコースがあります。
体力に合わせて選べるのがいいですね。
散策道はゆるやかに8の字を描いたようなコースになっていて、何カ所か分岐点があります。
でも、分岐点には必ずわかりやすい地図付きの案内板があるので、迷子になる心配はありません。
自然を損なわないように、でも、自然を身近に感じられるように、そして安全に楽しめるように、絶妙の配慮がなされています。
暗門渓谷ルートは、両岸が切り立った崖となっており、ブナ林がその崖の上に形成されています。
暗門川は両側の切り立った崖を縫うようにして流れており、差し込む日差しが白神山地の緑を引き立てます。
これらの断崖からはブナ林に育まれた湧き水が流れ出ている箇所がいくつもあり、白神の自然の豊かさを物語ります。
ブナの林って、まるで天然のクーラー🎵
— 伊都をかし (@ito__okashi) August 1, 2017
夏でもひんやり~❤️https://t.co/yvsDJtZBJA#写真好きな人と繋がりたい #世界遺産#白神山地#ブナ林散策道 pic.twitter.com/ijWvifyoh5
こちらの水飲み場は、本当に山から湧き出た冷たい湧き水を飲むと、疲れも生き返る思いです。
「世界遺産の径 ブナ林散策道」は、世界自然遺産である白神山地の貴重な自然を気軽に、しかも安全に楽しめるコースで、マイナスイオンたっぷりの緑のシャワーを浴びましょう。
まるで宮崎駿監督の映画「もののけ姫」に出てくる鬱蒼とした森のようであり、別世界にいざなわれます。
アクアグリーンビレッジANMONからの散策の服装は?
ブナの原生林は、緑と水がに包まれて、夏でもその空気感が変わり、ひんやりと感じられます。
緑一杯のブナ林の空気を一杯に吸い込むと、都会では味わうことのできない快感を得る事ができるでしょう。
散策道はきれいに整備されていますが、かなり登り下りがあり、天候によってはぬかるんでしまったり、泥になる箇所など場の悪いところも多いです。
もちろん、革靴とかサンダルは避けて、スニーカーや登山靴やトレッキングシューズなど歩きやすい靴は必須です。をおすすめします。
自然豊かなブナ林には、虫も多くいるので、虫防止のために、刺されたりしないように、半袖や半ズボンは避けましょう。
長袖や長ズボンを用意して、変化しやすい気温に適応できるように、上着も用意してください。
また、水筒か空のペットボトルを用意してくことをおすすめします。
散策道には、ブナ林からの湧き水を汲める「水飲み場」があり、おいしいブナ林の湧き水を水筒に入れて、散策を行ってください。
また、リュックサックの方が歩きやすく、山の急な天気の変化に対応できるように、カッパ類も用意しておいたほうがいいでしょう。
アクアグリーンビレッジANMONへのアクセスは?
アクアグリーンビレッジANMON
住所: 〒036-1424 青森県中津軽郡西目屋村大字川原平字大川添417
電話: 0172-85-3021
営業期間:4月下旬~11月上旬 9:00~17:00 ※ただし、宿泊およびレストラン営業は、7月~9月まで
休業:11月中旬~4月中旬 冬期間休業
アクセス
JR弘前駅前弘南バス乗り場より、大秋・川原平線(田代経由)乗車(所要時間約60分)、西目屋村役場で下車。西目屋村役場よりタクシー乗車(約30分)。
東北自動車道大鰐弘前ICから国道7号で弘前市街へ進み、市街地で県道28号へ入り西目屋村へ。美山湖を過ぎ、暗門大橋を渡って右手に現地。大鰐弘前ICから46kmです。
駐車場: 200台以上の無料駐車
まとめ:白神山地のブナ林の散策道や服装は?アクアグリーンビレッジANMONへのアクセスは?
ここでは、白神山地のブナ林のおすすめの散策道コースや服装、アクアグリーンビレッジANMONへのアクセスについて紹介しました。
人の手が入っていない、太古の大自然の世界を散策していると、新たな自分が発見できるかもしれませんよ!