
京都の妙心寺退蔵院の余香苑(よこうえん)の紅しだれ桜は、JR東海「そうだ、京都いこう」に採用された桜の銘木です。ここでは、妙心寺退蔵院(京都)の余香苑の紅しだれ桜の見頃や開花状況(2021年)や撮影ポイントについてまとめました。
目次
妙心寺退蔵院の二つの庭園【枯山水庭園】と【余香苑(よこうえん)】とは?
京都の西に位置する妙心寺の山内には塔頭40あまりの塔頭がありますが、、その中でも退蔵院は屈指の古刹として知られています。
妙心寺退蔵院には趣きの異なるふたつの庭園があります。

狩野 元信(かのうもとのぶ)が作った枯山水庭園、造園家の中根金作(なかねきんさく)が作った昭和の名庭「余香苑(よこうえん)」 、もうひとつの庭園は"余香園"と呼ばれる昭和に作庭された庭園です。
妙心寺退蔵院の「余香苑」"昭和の小堀遠州"と呼ばれる名作庭家・中根金作先生の作庭です。
瓢簞(ひょうたん)が描かれた門をくぐると、ゆったりと枝を垂らした紅しだれ桜の大木に出迎えられるのが、「退蔵院」の「余香苑」です。
四季折々の彩りとともに枯山水庭園(陽の庭・陰の庭)に降り注ぐ、紅しだれ桜のシャワーは必見です。

余香苑の池泉回遊式庭園は、西に傾斜した地形を生かし、滝が瓢箪池に流れ込むように作られています。
水のせせらぎや鳥のさえずりが聞こえ、薄紅色の桜の枝が優雅にたなびいています。
阿の横を通り、苑路を少し降ると素晴らしい景色が待っています。
奥に見える桜より遥か遠くから水が流れててきて手前の池泉へとつながっている感じがします。
遠近法を巧に取り入た非常に奥行きを感じる庭園です。

護岸の石組み、沢飛び石にも安定感、力強さを感じます。
特別拝観期間のみの公開が多い妙心寺の塔頭ですが、退蔵院は通年公開されていますので、季節によって違う景色を楽しめます。
妙心寺退蔵院の余香苑の紅しだれ桜の撮影ポイントは?
妙心寺退蔵院の余香園の門を入ると枝ぶりの素晴らしい枝垂れ桜が迎えてくれます。
余香苑完成当時に植えられた樹齢50年ほどの紅しだれ桜。
妙心寺退蔵院の紅しだれ桜は、平安神宮にある紅しだれ桜の孫桜で、瓢箪・なまずが彫られた門をくぐると、眼前に現れます。
妙心寺退蔵院の紅しだれ桜は、2013年春の「そうだ、京都いこう」キャンペーンに使用され、大変注目を集めました。
赤い蕾は開花するにつれて淡く和らぎ、妙心寺退蔵院の紅しだれ桜は、可愛らしい八重の鮮やかな花が楽しめます。
空から包み込まれるようなしだれ桜の傘は、上から降り注ぐような枝ぶりで、まるで桜のシャワーのようです。

ゆるやかに弧を描くしだれ桜の流線とそれぞれの石庭とのコントラストは一層美しく、見る人を楽しませてくれます。
揺らめくしだれ桜の対照的な美しさは印象的で、刻々と変化する色のグラデーションが美しく、散り際の「花吹雪」も圧巻です。
妙心寺退蔵院の紅しだれ桜が満開を過ぎ、はらはらと桜が散るころには、砂紋のはざまに花びらが降りつもる風雅な景色です。
JR東海のポスターの紅しだれ桜は、扉から桜までの距離が短いため、紅しだれ桜の豪快な枝ぶりの全景を捉えるのは、広角レンズでないと厳しいです。
かえって、標準一眼レフより、最近のスマホで広角撮影した方が全景は捉えやすいでしょう。
ただし、しゃがんで下の角度から桜を見上げるように撮影してみると、まさに桜に覆われた傘のような、シャワーような華やかな写真を撮ることができるでしょう。
また、風情がある石庭にしだれ桜が降り注ぐ様子やその影を撮るのも、古都の風景らしい趣きがありますよ!

妙心寺退蔵院の紅しだれ桜の見頃や2021年開花状況は?

約50年前「余香苑」の完成時に植えられた紅しだれ桜は、平安神宮の孫桜にあたる木で、3月末から4月上旬に咲き始め、例年4月10日頃に見頃を迎えます。
2021年の妙心寺退蔵院の紅しだれ桜は、2021年3月27日現在、咲き始めです!
2021年の妙心寺退蔵院の紅しだれ桜の見頃は、3月末~4月初めになるでしょう!
妙心寺退蔵院の【春の特別拝観】は?場所や観覧時間は?
【妙心寺退蔵院の春の特別拝観】
住所:京都府京都市右京区花園妙心寺町35
アクセス: 京都駅からJR山陰線「花園駅」下車、徒歩約7分
観覧時間: 09:00~17:00(閉門)
料金:一般500円 小中学生300円 お抹茶/一服500円
2021年は、コロナの状況により、拝観できるかどうかはまだ不明です。


まとめ:妙心寺退蔵院の紅しだれ桜の見頃や開花状況(2021年)?撮影ポイントは?
ここでは、妙心寺退蔵院(京都)の余香苑の紅しだれ桜の見頃や開花状況(2021年)や撮影ポイントについてまとめました
ぜひ参考にしてみてください!