広島の原爆ドームから宮島の厳島神社へ行くには、フェリー、路面電車、JR、車などの方法があります。はたして、 原爆ドームから宮島の厳島神社に行くのに、どの方法がおすすめなのでしょうか。フェリー、路面電車、JR、車の所要時間、料金、メリットやデメリットなどを紹介します!
目次
原爆ドームから宮島の厳島神社に、フェリーでのアクセス!
「原爆ドーム」と宮島の「厳島神社」。
二つの広島の世界遺産を訪ねることは、広島観光の主役となるスポットでしょう。
原爆ドームから厳島神社がある宮島にはどうアクセスするか、悩むかたは多いでしょう。
広島の平和記念公園の観光を終えて、原爆ドームから川沿いに3~5分ほど歩いて行くと船乗り場があります。
宮島行のフェリー乗り場の横にはオープンカフェがあり、食事をしたり、お茶をしたりすることが出来ます。
宮島行のフェリーに乗る前に、国内や海外からの観光客は、 ゆったりとした時間をカフェで過ごしています。
広島の原爆ドーム前の元安川にある桟橋から、世界遺産航路という宮島行のフェリーがあり、その名の通り、平和公園や原爆ドームと宮島の厳島神社を直接行き来できます。
宮島行のフェリー乗り場からは、宮島までの航路だけではなく、川から広島の景色を楽しむ「ひろしまリバークルーズ」のフェリーも出ています。
フェリーでのアクセスは、原爆ドームや平和記念公園から宮島へのもっとも早い行き方で、約45分で到着することができます。
原爆ドームから、宮島行のフェリーは、電車のような混雑や乗り継ぎもなく、車の渋滞もありません。
宮島行のフェリーは原爆ドームの前を通り、宮島の厳島神社を目指します(潮位などにより変更があります)。
そのため、宮島行フェリーの中から原爆ドームを眺める事ができるので、写真を撮る場合は、絶好の場所から、原爆ドームの写真が撮れるでしょう。
宮島行フェリーから、川からの目線で両岸を流れる広島の街、港、瀬戸内海を眺めます。
風を感じ、フェリーから景色を眺めていると、非日常の旅気分が盛り上がります。
宮島行フェリーは、海に出るまで、広島の街並みをじっくり楽しめるように、川を下っている間は比較的スピードを落とすので、フェリーのデッキに出ることも可能です。
宮島行フェリーが河口まで近づくと、川幅も広がり、磯の香りがしま。
瀬戸内海に出ると、フェリーは一気にスピードを上げます。
宮島ではフェリー乗り場は、通常のフェリー乗り場より少し奥にあります。
原爆ドームから宮島行、宮島から原爆ドーム行のフェリーは、週末は満席になることが多いので、予約必須です!
広島の原爆ドームから宮島行、宮島から原爆ドーム行 運行便は、30分に1本くらいの本数があります。
フェリーの予約している場合ですが、15分前には乗り場に着いておかないとキャンセル待ちの人にまわされてしまうことがあるそうですので、ご注意ください!
原爆ドームから宮島の厳島神社を結ぶ 世界遺産航路は、潮位によって欠航になるので、あらかじめフェリーの時刻表を確認しておく必要があります。
原爆ドームから宮島の厳島神社を結ぶ 世界遺産航路 (フェリー)
所要時間:45分
料金:片道2,000円、往復3,600円
原爆ドームから宮島の厳島神社に、路面電車+フェリーでのアクセス!
広島の原爆ドームから、路面電車とフェリーを利用して、宮島まで移動する方法も紹介します。
原爆ドームのすぐそばにある路面電車(広電)の「原爆ドーム前」駅から2号線の宮島口行きで終点まで乗ります。
原爆ドーム前駅から宮島口行の所要時間は、約45分です。(路面電車280円)
広電宮島口(終点)からフェリー乗り場まで、徒歩3分くらいで宮島口フェリー乗り場に到着、そこから宮島まで約10分です。
宮島口から宮島までのフェリーの出発間隔は、10~15分間隔です。
宮島へのフェリー会社は2社ありますが、どちらに乗っても料金は同じです。(フェリー料金180円)
原爆ドーム前駅から宮島までの所要時間:約70分
トータルの料金:460円
路面電車+フェリー
路面電車 所要時間:約45分 料金:280円
フェリー 所要時間:約70分 料金:460円
原爆ドームから宮島の厳島神社に、JR+フェリーでのアクセス!
広島の原爆ドームから宮島まで、JRで行くには乗り換えが必要となります。
原爆ドーム前(路面電車)からは、横川駅か西広島駅(いずれも180円)まで行くか、本通(アストラムライン)から新白島駅(190円)まで行きます。
いずれかを選び、JRに接続して山陽本線で宮島口駅(どちらの駅でも320円)まで行きます。
宮島口から宮島まで、フェリーで約10分です。
乗り換えがあり、電車の本数が少ないので、観光客にはあまりおすすめできません。
原爆ドーム前駅から宮島までの所要時間:約70分
料金:680~690円
原爆ドームから宮島の厳島神社に、車でのアクセス!
原爆ドームから宮島口フェリー乗り場まで、早朝深夜は約30分で着きますが、渋滞が発生すれば1時間以上かかることもあります。
観光シーズンは午前8時ぐらいには混雑が始まります。
宮島口渋滞のピークは正午前後です。
午後2時を過ぎたあたりから駐車場の空きも出てきます。
渋滞や駐車場の問題もありますので、観光客にはおすすめできません。
宮島の厳島神社に行く前に、おすすめの観光スポットは?
原爆ドーム
1945年8月6日午前8時15分、人類史上最初の原子爆弾が炸裂したのは、広島県産業奨励館から南東約160メートル、高度約600メートルのところです。
爆風の圧力は1平方メートルあたり35トン、風速は440メートルという凄まじい爆風と熱線、そして放射能の恐怖がこの地を襲い周辺の建物がすべて倒壊しました。
その中で、爆風がほとんど上から垂直に働き、奇跡的に倒壊を免れたのが原爆ドームです。
被爆当時の惨状を残す姿がノーモア・ヒロシマの象徴として、1996年12月に世界遺産に登録され、世界がその保存に力を入れています。
至近距離で鉄骨部がむきだしになりながら、今もその姿を残す原爆ドームを目指して、平和を願う世界中の人々が訪れます。
原爆の子の像
別称「千羽鶴の塔」とも呼ばれ、原爆で亡くなった子どもたちの霊を慰める「原爆の子の像」には、日本国内をはじめ世界各国から折り鶴が捧げられ、その数は年間約1千万羽、重さにして約10トンにものぼるそうです。
私が訪れた日も、台風が近づいていましたが、オーストラリアから来た学生達が、早朝から「原爆の子の像」を訪れ、持参した千羽鶴を捧げていました。
おりづるタワー
原爆ドームのとなりに、2016年9月「復興と未来」をテーマに、明るい夢や希望を世界に発信することを願う施設、「おりづるタワー」が広島の象徴としてオープンしました。
12階が「おりづる広場」、そして13階に屋上展望台「ひろしまの丘」があります。
おりづるタワーには、「散歩坂」とよばれる螺旋状の階段とスロープが1階から屋上展望台までつながっていて、木に包まれた落ち着いた空間をゆっくりと散歩するように上り下りすることができます。
「ひろしまの丘」は、杉や檜の木材を使用することであたたかみのある空間になっており、
「広島のいまを一望できる唯一の舞台」といわれています。
まとめ:原爆ドームから宮島の厳島神社に、おすすめのアクセス!
原爆ドームから宮島の厳島神社までのおすすめのアクセスは、フェリー、路面電車、JR,そして車で比べたとき、ずばりおすすめは「世界遺産航路」フェリーです。
渋滞や電車のラッシュに巻き込まれることなく、原爆ドームと宮島の厳島神社を1番効率的に観光できるルートだと思います。
もちろん原爆ドームと宮島の厳島神社を結ぶフェリー料金は、他のアクセス方法と比べる高いですが、原爆ドームを川から眺め、広島の街、そして瀬戸内海に出て、宮島を目指す航路は本当に快適で、思い出に残ります。
ぜひ、原爆ドーム、原爆の子の像、おりづるタワーを訪ね、色々な想いを胸に、宮島行フェリーに乗ってみてください。
二つの世界遺産、原爆ドームから宮島の厳島神社を結ぶルートは、まるでタイムトラベルです。