岩内の高島旅館で海の幸を堪能!伝説の料理宿でヒラメもアワビも踊りだす?

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北海道の日本海沿いの岩内町に、知る人ぞ知る伝説の旅館があります。

それが、岩内の街と海を見下ろすように建つ、海の幸満載の料理宿「いわない高島旅館」です。

もともと旅行代理店やネットのトラベルエージェンシーとも無縁で、口コミで「とにかく食事がすごい!」と人気に火がつきました。

札幌から車で約2時間30分、紅葉で彩られた円山高原を進むと、樹々に囲まれこじんまりとしたなんとも趣のある佇まいにて隠れ家のような姿を現します。

中に入ると、大きな窓からは緑いっぱいのテラス、遠くに岩内の街と日本海が広がります。

中心におかれた暖炉と積まれた薪が、寒い冬訪れたときの癒しとなることは間違いありません。

木の香りに包まれながら、源泉かけ流しの美人の湯でゆっくり身体を温めお腹を空かし、衝撃的な夕食に挑みました。

こだわりの海の幸を中心とした食材を用い、必要以上に手をかけない数々の料理で、大きなテーブルがあっという間に埋め尽くされます。

北寄や海老の刺身、自家製のカズノコ、そしてイクラにも目を奪われますが、なんといってもピチピチと踊り狂うヒラメの刺身!

火の粉が舞う網の上で妖し気に踊りはじめる鮑に、目も心も射抜かれます。

もはや新鮮という言葉を通り越して、生きている!? 

綺麗に敷き詰められた氷の上のヒラメの薄造りは弾力があり、えんがわは旨味の中に自然の甘味を感じ大満足!適度にレアで焼けた鮑の柔らかさ、生の鮑の対照的にガツンとした引き締まった食感に驚きます。

道産子の美食家たちから、エゾアワビがキングオブシーフードと言われる事に納得します。

さらに、地元の野菜やカニ、タラ、サーモンとともに、今度は鍋でなんと3個目の鮑を楽しむ贅沢! 

お腹が満たされた頃に、今度は身がぎっしり詰まった毛ガニ!(夏は、雲丹が提供されるとのこと)。

毛ガニの身と味噌を合わせて、地元の日本酒との相性もばっちり!はちきれんばかりのお腹をさすりながら、あつあつのもんけ(メバル)の塩焼きをいただき、最後に旬のイクラをごはんにのせて一気に平らげます!

美味しいメロンを最後に食べて、夢の中へ。。。。

夜は窓から岩内の街の夜景を楽しみ、ぐっすり眠り目を覚ますと、夕べの宴は本当に夢だったのではないかと感じてしまいます。

寝ぼけた身体を早朝の風が気持ち良い露天でおこし、朝の光を浴びて緑輝く庭を見ながら、朝食がセットされたテーブル席へ。

朝イカ、有精卵のベーコンエッグ、そして根室から旬のサンマ!もともと旅館のあった島牧村で、太陽をたくさん浴びた天日干しのゆめぴりかを、朝からおかわりしてしまいました。

ロビーの暖炉の前で珈琲をいただきながら、また来よう!と決意を新たに。冬は、噂の「たちかまぼこ」が提供されるとのことです。

「たつかま」、「たちかま」と呼ばれるこのかまぼこ、スケソウダラやマダラの白子を使用し、少量の塩とでんぷんを入れて練り、茹で上げられた郷土食であり、鮮度の良いタラでないと出来ないそうです。想像すると楽しみが広がります。

4代目社長に就任された高島将人氏は、有馬温泉で修行され、名旅館を引き継いだ若社長です。

漁師、農家の方々へのリスペクト、生きているものをいただくことへの敬意を実直な経営姿勢に感じます。

小樽やニセコのように観光雑誌で見かけることのない岩内町に、多くの旅人を呼び込み、新たな大きなうねりを発動しています。

コストパフォーマンスも最高です。

記憶に残る隠れ家「いわない温泉 高島旅館」。

スタッフの対応もすばらしく、夢のような時間を過ごせました。

住所: 北海道岩内郡岩内町野束505

電話: 0135-61-2222

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