ザノット札幌は、最近札幌でオープンしたホテルの中でも、旅するホテルがテーマのTHE KNOT(ザノット)が仕掛けた、注目のホテルです。ここでは、THE KNOT SAPPORO(ザノット札幌)の部屋の雰囲気や利便性、ミシュラン店「みえた」監修の朝食、アクセスや駐車場について徹底紹介します。
目次
北を旅するホテル「THE KNOT SAPPORO(ザノット札幌)」とは?
2020年8月1日に、旧札幌千秋庵本店ビル跡地に、注目のホテル「THE KNOT SAPPORO(ザノット サッポロ)」が オープンしました。
「ザ ノット」の最初のオープンが横浜(2017年)、その後新宿、そして 2020年 8月に札幌と広島で同時オープン しました。
「ザノット」の コンセプトが「旅するホテル」!
旅行好きな私にとっては、あまりに魅力的な響きです!
これは、訪れずにはいられません。
東京から札幌に移住して、ロケーションフリーの仕事をしていますが、気分転換もかねてよく札幌のホテルに泊まりに行きます。
果たして、ザノット札幌が常宿になるのでしょうか?
札幌のホテルに求めるのは、仕事がしやすい環境か? そして、リラックスができて非日常を体感できるか?にあります。
そのためには、以下のポイントが重要です!
1.ロビーの雰囲気(非日常性やオリジナリティ)
2.部屋の快適度や機能性や眺望(Wifi環境、ワーキングプレイス含む)
3.ベッドの寝心地や部屋着の着心地
4.大浴場設備やバスルームの環境
5.レストラン(朝食)のレベル
6.周辺の飲食店やコンビニなどの利便性
7.アクセスや駐車場
ザノット札幌について、上記の観点から、正直な感想をコメントしていきますね!
ザノット札幌のロビーの雰囲気(非日常性やオリジナリティ)は?
ザノット札幌は2階がロビーになっていますが、ロビーに入った瞬間から非日常を味わうことができるでしょう。
ザノット札幌のテーマは「大自然の大都会で」ですが、まさにテーマを具現化した空間がひろがります。
現代的な無機質な空間デザインの中に、北海道産の温もりを感じる素材が上手にミックスされています。
道南杉、札幌軟石などの天然の素材や江別のレンガタイルの壁、真鍮やステンレス、銅板など無機質な素材を組み合わせ、オリジナリティが高いです。
訪れた瞬間に、否が応でも高揚感があります。
まさに、旅するホテルとして、このワクワク感を最初に感じさせるのは重要なポイントでしょう!
非日常空間を体感でき、第一印象は高評価となりました。
ザノット札幌の部屋の快適度や機能性や眺望は?
今回宿泊したのは、ザノット札幌では最もハイクラスなデラックスコーナーツインです。
ただし、コロナ禍の影響もあり、価格はリーズナブルに設定されていました。
基本的には、スタンダードタイプ、モデレートタイプ、スーペリアタイプ、デラックスコーナーツインがあります。
なお、スタンダードとモデレートの部屋はユニットバスタイプで、スーペリアやデラックスコーナーツインは、バス・トイレがセパレートタイプです。
入った瞬間に広がる窓の大きさに驚きました!
海外では、このような足元まで続く窓のサイズが見られますが、日本ではまだ珍しいです。(北海道では、ニセコのホテルやコンドミニアムはこのようなタイプが多いです。)
眼下にはススキノに続く道路や路面電車があり、目線を上げると観覧車や北の大都市・札幌のビルディング群が広がります。
今まで、あるようで、なかった眺望です。
普段の都会の喧騒を、違う目線でとらえることができ、札幌に住んでいても非日常に浸ることができる、不思議な空間です。
部屋の形は変わっていますが、意外と、妙に落ち着くのです。
ミニ冷蔵庫と加湿機能付き空気清浄機、大型画面のテレビ、電子ケトル、金庫、丸テーブルにチェアと必要な備品はきちんと揃っています。
コーヒーとペットボトルの水が各1本サービスとなり、旭川家具・高橋工芸の木製のコップが置かれているのも嬉しい心遣いです。
テレビ画面で、館内案内・室内案内がされており、Wifi接続用のパスワードも見る事ができます。
Wifi環境も全く問題なく、仕事をしていてもストレスを感じることはありませんでした。
かわいいワーキングデスクが設置されているのですが、コンセント やUSBケーブル の差込口があり、椅子の座り心地も快適です。
疲れた時には、札幌の町並みを眺め、テレビからミュージックを流し、コーヒーを飲みながらくつろいでいると、しっかり気分転換することができました。
ザノット札幌のベッドの寝心地や部屋着の着心地は?
ザノット札幌のベッドの寝心地は秀逸です!
英国王室御用達スランバーランド社製ベッド で、ヘッドボードに寄り掛かれるのも重宝しました。
ノート型パソコンをヒザにのせながら、ゆったりと仕事をしたり、本を読んだりすることができるのです。
ベットの固さや弾力も、しっかりとしていながら、包み込まれるような優しさを感じて、熟睡することができました。
ベットのサイドテーブルの天板には札幌軟石が使用されていました。
パジャマの生地は厚めでゆったりしています。
サイズは大きめですが、リラックスできる着心地でした。
ザノット札幌の大浴場設備やバスルームの環境は?
札幌市内には、温泉やサウナがあるホテルが多いですが、ザノット札幌には温泉やサウナ設備がありません。
寒い冬には、やはり温泉付きが魅力で、また疲れた頭をリフレッシュしたいときも有用です。
この大浴場設備がない点については残念なポイントと考えていましたが、今回宿泊したデラックスコーナーツインについては、その懸念を払拭する結果となりました。
バスルームは、トイレとセパレートになっていて、充分な広さがあり、お湯をため、バスソルトを入れて入浴すると本当にリラックスできます。
シャワーのお湯の出も勢いがあり、シャンプーやリンスの質も高く満足のいくものでした。
ザノット札幌のレストラン(朝食)のレベルは?
ザノット札幌がオープン前から注目された理由の一つが、同日オープンした 和食レストラン「LES BOIS(レ ボア)」の存在でしょう。
メニュー監修を手がけたのが、ミシュランガイドにて星を獲得している和食料理人の三枝展正(みえだのぶまさ)さんです。
札幌市内で、「日本料理みえ田」をはじめ「北海道割烹うさぎと亀」「てんぷら膳」などの系列店を経営されています。
「日本料理みえ田」でも、三枝さんの料理を食べたことが何度かありますが、その独創性やオリジナリティに感動しました。
みえ田では、ゲストそれぞれの背景や要望に応じて、北海道素材や全国からのセレクト素材を自在に扱っていました。
「LES BOIS(レ ボア)」では、どのような朝食なのか、期待で胸が広がります。
レストランは、様々な個性的な椅子やソファが設置されていて、ゆったりできます。
いただいたのは、お重スタイルの和朝食です。
ドリンクバーにてオレンジジュース、野菜ジュースをコップにつぎ、お重が用意されるのを待ちます。
ドリンクバーには、オレンジジュース、野菜ジュースの他、ミネラルウォーター、牛乳、ウーロン茶、緑茶、コーヒーやエスプレッソなどが用意されていました。
配膳された2段のお重には、1つ1つ北海道の食材を大事にした贅沢な料理が所狭しと詰まっていました。
お品書きを見ながら、懐石料理のように、ゆったりと食べる事ができました。
まるで京都のお弁当のような和の美しさがあり、出汁の味を楽しむことができました。
THE KNOT SAPPORO 2Fレストラン LES BOIS
営業時間:
モーニング/6:30~10:00 (LO 9:30)
ランチ/11:30~14:00 (LO 14:00)
カフェ/14:00~17:00
ディナー/17:00~23:30 (LO 23:00)
定休日: THE KNOT SAPPOROに準ずる
なお、宿泊していなくても、予約して一食 2,500円(税込)で、朝食を食べることができます。
ザノット札幌の周辺の飲食店やコンビニなどの利便性は?
ザノット札幌は、ススキノと大通り公園の間のちょうど真ん中、抜群のロケーションにあります。
狸小路もすぐそばで、飲食店は歩いて5分~10分以内で選び放題です。
気軽に入れるカフェやラーメン店や、北海道のソウルフード、餃子のみよしやからミシュランの星付き店まで多数あるので、それぞれの目的に合わせて楽しみ、徒歩ですぐにホテルに戻ることができます。
またザノット札幌の利便性をより高めるのが、同じビルにある、老舗和菓子店「千秋庵」札幌本店と北海道発のコンビニエンストア「セイコーマート」です。
千秋庵を代表する銘菓「ノースマン」はあまりにも有名ですよね!
「千秋庵」札幌本店では、限定品の焼きたての ノースマンをはじめ、ソフトクリーム、その他魅力的なスイーツがより取り見取りです。
好きなスイーツを気軽に買って、そのまま部屋に直行、コーヒーと一緒に観覧車を眺めながら食べる至福のひととき!
そして、夜中お腹が空いてもご安心を!
セイコーマートで、店内調理されたカツ丼などの弁当や美味しいおにぎりと、お腹に合わせて好きなものをチョイスできます。
地元の人も、観光客の方も、幸福度は倍増することでしょう!
セイコマートのオリジナルブランド品や千秋庵のスイーツ等、お土産もゲットできます。
向かいには “MEGAドンキ”もあり、本当に何不自由なく過ごすことができます。
地下街ポールタウンから直接ホテルに入れるので、天気の悪い日も、冬の寒い時期にも、快適です。
ザノット札幌のアクセスや駐車場は?
「ザノット札幌」のアクセスや駐車場は以下の通りです。
住 所; 北海道札幌市中央区南3条西3丁目16-2 THE KNOT SAPPORO 2階
電話番号: 011-200-5547
アクセス
札幌市営地下鉄 大通駅 徒歩約5分
札幌市営地下鉄南北線 すすきの駅 徒歩約3分
幌市電 狸小路駅 徒歩約1分
地下街のポールタウンから、直接ザノット札幌に入ることもでき、雨の日も雪の日も安心です。
なお、ホテルの正面は路面電車もあるので便利です。
駐車場:
ザノット札幌は、ホテルの駐車場はありません。
近隣の駐車場を利用することになります。
ホテル提携駐車場は、KPバーキング(札幌市中央区南2条西2丁目14-2)で、ホテルでの支払いになります。
ホテルから徒歩5分で、機械式で、普通車 1800円、HR車 2100円です。
車高が高い車は不可(普通車高さ制限:1.55m、HR車高さ制限:2.05m)です。
途中出庫は、不可です。
その他、特別料金が設定されているのが、アークパーキング(札幌市中央区南3条西3丁目4-1)で料金は、普通車 1800円です。
ホテルから徒歩2分で、高さ制限は1.55mで、途中出庫は不可です。
個人的におすすめなのが、この周辺の最大収容駐車場のタイムズステーション札幌ススキノ(札幌市中央区南4条西6-5)です。
高さ制限も2.10mで高く、駐車料金は入庫後24時間で1540円です。
空き状況も、ホームページで確認できますよ!
ザノット札幌の朝食や駐車場やアクセスは?部屋の雰囲気や利便性は?
ここでは、THE KNOT SAPPORO(ザノット札幌)の部屋の雰囲気や利便性、ミシュラン店「みえた」監修の朝食、アクセスや駐車場について徹底紹介しました。
間違いなく常宿にしたい、魅力的なホテルでした。