青森の田舎館村では、広々とした水田をキャンバスに、色とりどりの稲を植えて絵を描く「田んぼアート」が2022年も行われています。ここでは、田舎館の田んぼアートの歴史、過去のテーマから2022年の「モナリザ」、見頃時期、ライブカメラ情報、場所やアクセスやシャトルバスについて紹介します。
目次
青森の田舎館の田んぼアートの歴史は?
田んぼアートとは、田んぼ全体をキャンパスに見立て、色の違う稲を植えることで絵を描き出す作品のことです。
日本で初めての田んぼアートは、青森県田舎館村で、1993年に、村おこしの一つとして約1.5haの水田を使って作られたものです。
田舎館村は、黒石市と弘前市の中間に、津軽平野の中央にある村で、人口8400人余りの良質な米のとれる、稲作が盛んで、田んぼ1反歩(約1000㎡)あたりの米の収穫量で日本一をとったことがある、米作りの村です。
1993(平成5)年から、村おこしとして「お米」にこだわったイベント「稲作体験ツアー」をはじめました。
そのイベントの一環として、農業の面白さをより多くの人に知ってもらうために、色の違う稲を使って稲文字を描いたのが、田んぼアートのきっかけでした。
最初は3色の稲でスタートした田舎館村の田んぼアートは、年々図柄は細かく、芸術性も高くなり、いつしか全国的な注目を集め、「田んぼアート」と呼ばれるようになりました。
田舎館村では平成5年に3色の稲でスタートし、年々技術が向上し今では7色の稲を使いこなし繊細で緻密なアートを作り上げています。
青森の田舎館の田んぼアートの過去のテーマ(題材)は?
作られる図柄も様々で、2017年は「桃太郎」でした!
桃太郎が男前過ぎてビックリしているwwwww #田舎館田んぼアート pic.twitter.com/dHR2GmgX61
— 村暮らしのきゃおり (@26hyan) July 15, 2017
2018年は、オードリーヘップバーン主演の「ローマの休日」と「手塚治虫キャラクター」でした。
田んぼアートスゴすぎ‼️#田舎館田んぼアート pic.twitter.com/ztyWTVWhEi
— めかりんまる (@kijishiroMARU) July 11, 2018
大きすぎて、
— あむら (@amura8296) July 15, 2018
全部撮れませ~ん😆✨✨
パノラマで撮ってみたよ😊🙌🏻#田舎館田んぼアート#第2会場#手塚治虫 pic.twitter.com/KZdziusPla
2019年は、「おしん」と「おかあさんといっしょ ガラピコぷ~」です。
田んぼアート見に行ってきた。今年もいい出来だわ。#田舎館田んぼアート pic.twitter.com/ayoCZXvTwJ
— もん (@monmonmon321) July 15, 2019
そして、2020年は、「モナリザと湖畔」と「エヴァンゲリオン」など、様々な題材で、どんどんバラエティに富み、進化しています。
田んぼアートは、初めて見ると、ほんとに稲だけで作られているのかと不思議に思うほど、緻密で、その芸術性の高さに驚きます。
広い水田に浮かび上がって見える巨大で迫力満点の田んぼアートは、年々クオリティがあがっていて、更に、毎年、まったく違うデザインが採用されるので、何度訪れても、毎回新しい田んぼアートを見て、新鮮な驚きにであえるのも魅力です。
毎年異なるデザインは、村内の学校に勤務する美術の先生の手によるものだそうで、観賞ポイントである展望台から眺めた際に絵がゆがまないよう、遠近法で描かれています。
2021年の田舎館の田んぼアートは、第2田んぼアートでのアート制作のみ実施し、展望台・展望所からの観覧は中止となりました。
第2田んぼアートで製作される2021年の田んぼアート作品は、「いとみち」。
ほんと残念だよな。#いとみち#田舎館田んぼアート pic.twitter.com/XdXpcxkj1V
— まんぞう (@yan_man_zo) June 28, 2021
「いとみち」は、 越谷オサムさん原作、青森市出身の横浜聡子監督により映画化された、津軽三味線が得意な少女の成長を描いた物語で、弘前市の高校生、相馬いとと、その友人やバイト仲間、家族の絆を描いた、津軽愛あふれる作品です。
田んぼアートには、主人公の相馬いとを演じる平川市出身の女優、駒井蓮さん、父親役の俳優、豊川悦司さんのほか、祖母役の西川洋子さん、メイドカフェのオーナー役の古坂大魔王さん、主人公の友人役のジョナゴールドさん(りんご娘)が描かれました。
おはようございます🏃♀️💨
— tomi (@tomi_tomi555) August 20, 2021
いとちゃん、上から見たい…#いとみち #田んぼアート #田舎館 #相馬いと pic.twitter.com/kbkLkbYqyT
青森の田舎館の田んぼアートの2022年の田んぼアートは「モナリザ」?ライブカメラは?
2022年の題材は、第一会場がレオナルド・ダビンチの「モナリザ」と黒田清輝の「湖畔」で、第二会場は村のオリジナル作品「縄文から弥生へ」です。
#田んぼアート#田舎館
— 焼肉あさひ (@asahi19821231) July 13, 2022
田んぼアートの
進化がヤバい! pic.twitter.com/iSQ3HPDWKQ
モナリザは2003年にも制作されたそうですが、遠近法を考慮しなかったため、顔は下膨れ、体も大きく太ったように見えたそうです。
再挑戦の今回は専用のソフトウエアを使って入念に下絵を描き、測量も徹底。加えて、7色10種類の稲を使い、細密で迫力のある作品に仕上げたそうです。
田舎館村の田んぼアートは、オフィシャルサイト内のライブカメラ映像での配信のほか、田舎館村公式Facebookでは、定期的に、田んぼアートの様子が見られますよ!
是非、田舎館村の皆さんのボランティアの手による素晴らしい田んぼアート作品を、ライブカメラの映像でチェックしてみてくださいね!
青森の田舎館の田んぼアートの見頃時期は?
田舎館村の田んぼアートの見ごろ時期は、例年7月中旬~8月中旬です。
6月上旬に植えられた稲が、この時期になると隙間なく生育し、発色も良くアートが最も綺麗に見える時期です。
#おかあさんといっしょ に #田舎館田んぼアート 映った!#おかあさんといっしょ60周年
— レイチェル (@reichel1205) August 16, 2019
私もまたupしよっと( '-^ ) pic.twitter.com/xLat2FnnCv
8月下旬以降は出穂や葉の変色により全体的に色あせていきますが、その変化もまた田んぼアートの魅力です。
また、9月から10月の収穫前の時期には、少し全体の色があせてくるので、ノスタルジックな田んぼアートが見られます。
季節によって、違う雰囲気の田んぼアート、表情を変えるアートが見られるので、9月~10月まで、田んぼアートは長く楽しめますよ!
田舎館の田んぼアートの場所やアクセスやシャトルバスは?
田舎館の田んぼアートの場所は?
田舎館の田んぼアートの会場
第1田んぼアート:田舎館村展望台
入場料:4階展望デッキ 大人(中学生以上):300円 小学生:100円 未就学児:無料
6階天守閣 大人(中学生以上):200円 小学生:100円 未就学児:無料
住所:青森県南津軽郡田舎館村田舎舘中辻123−1 田舎館村役場
第2田んぼアート:弥生の里展望所
入場料:大人 300 円 小学生:100円 未就学児:無料
住所:青森県南津軽郡田舎館村高樋泉
田舎館の田んぼアートのアクセスは?
第1田んぼアート:田舎館村展望台
弘南鉄道弘南線 田舎館駅から車で5分
JR川部駅から車で10分
青森空港から車で45分
黒石ICから車で10分
弘前駅からバスで20分
畑中バス停から徒歩で3分
第2田んぼアート:弥生の里展望所 (道の駅いなかだて)
アクセス
黒石ICから車で5分
弘南鉄道弘南線弘前駅から列車で20分
弘南鉄道弘南線田んぼアート駅から徒歩で1分
お問い合わせ:0172-58-2111 (田舎館村 企画観光課 商工観光係)
田舎館の田んぼアートのシャトルワゴン無料運行は?
期間中毎日、第1田んぼアート(田舎館村展望台)と第2田んぼアート(弥生の里展望所)を結ぶシャトルワゴンが無料で運行されるそうです。
これは、便利ですね!
運行コース:第2田んぼアート⇔遊稲の館前⇔埋蔵文化財センター前⇔第1田んぼアート
時間:
9:20~11:20まで30分間隔
12:50~14:50まで1時間間隔
14:50~16:50まで30分間隔
料金:無料
まとめ:田舎館の田んぼアート2022のモナリザの見頃やライブカメラは?場所やアクセスは?
ここでは、田舎館の田んぼアートの歴史、過去のテーマから2022年の「モナリザ」、見頃時期、ライブカメラ情報、場所やアクセスやシャトルバスについて紹介しました。
田舎館の田んぼアートで、広大な田んぼをキャンパスにした、巨大な芸術を楽しみましょう!