尾瀬ヶ原・尾瀬沼では、雪解けになると、一面に水芭蕉の白い絨毯に覆われ、雪国の春を告げる絶景が見られます。ここでは、尾瀬の水芭蕉の2023年の見頃や開花状況、アクセスや駐車場について紹介します。
目次
尾瀬ヶ原・尾瀬沼の水芭蕉の群生の絶景とは?
尾瀬ヶ原・尾瀬沼は群馬、福島、新潟の3県にまたがる「尾瀬国立公園」内にあり、樹林や遠くに広がる山々の絶景も楽しめ、日本屈指の湿原です。
尾瀬は、湿原植物の宝庫でもあり、900種類を超える高山植物が、5月中旬から10月中旬ごろまで可憐な花を咲かせます。
白いふわふわの綿毛のワタスゲ、湿原を黄色く埋め尽くすニッコウキスゲなど、ふだんあまり目にすることない可憐な高山植物が咲き誇りますが、なかでも尾瀬を代表する花・水芭蕉(ミズバショウ)が、広々とした湿原で群生する光景は見事です。
水芭蕉は寒い地域の中でも湿原に群生する多年生植物で、多年草のさといも科に分類されます。
雪が解け、春になると水芭蕉の季節になります。
水芭蕉は白い花を咲かせるといわれていますが、実は花ではなく、仏炎苞(ぶつえんほう)と言われる苞(ほう)で、本当の花は中央にある黄色い小さな胞状のものが花の部分です。
花としての見頃というより、白い苞のある時期ということになります。
水芭蕉は種子から花が咲くまで3年以上かかり、冬にすべての葉が枯れますが、次の春にはまた白い苞を開かせるのだそうです。
長い時間を雪の下で次の春を待つミズバショウに、何とも言えないロマンを感じるのです。
尾瀬では、足元から湿原のはるか向こうまで白い水芭蕉が咲き、残雪の山々が広がる景色は圧巻です。
尾瀬ヶ原と尾瀬沼には、鳩待峠、大清水、沼山峠などの入山口から日帰りハイキングまたは1泊2日で行くことができます。
また、尾瀬ヶ原にはマイカー規制があり、冬季は危険が伴うので入山をすることができません。
尾瀬ヶ原コースと尾瀬沼コースの2パターンのコースプランがあります。
尾瀬ヶ原コース(鳩待峠)はGW前後からシャトルバスが開通されますが、御池ー沼山峠の道路補修の影響で、シャトルバスの開通が202年.5月29日となります。
尾瀬ヶ原コースは約11km。尾瀬沼コースは約8kmをゆっくりと一日かけて歩くと、心から癒されますよ!
尾瀬の水芭蕉の2023年の見頃や開花状況は?
尾瀬の水芭蕉の例年の見頃は、5月下旬~6月上旬です。
5月の中旬頃、先ず尾瀬ヶ原周辺から咲き始め、尾瀬沼の厚い氷が解け、尾瀬の水芭蕉が雪の間から白い花苞をのぞかせるのは5月下旬で、6月上旬になると最盛期で、その頃になると登山者も増していきます。
大げさに言えば尾瀬中の広範囲で見ることが出来ますが、大群生は次第に密度が薄くなって6月中旬まで、影になるような場所では7月初旬でもその姿をチラチラ見かけます。
【みちしるのおススメ動画「尾瀬のミズバショウ」】 #尾瀬ヶ原 春が訪れてまず最初に現れるのは #ミズバショウ の花園。例年5月の終わりから6月の初めにかけて見頃を迎え、大群落が #湿原 を埋め尽くします。過酷な環境を生き抜くミズバショウの秘密とは。 https://t.co/guZXH2CHgI #みちしる #尾瀬
— NHKアーカイブス (@nhk_archives) May 20, 2020
6月末頃には、白いはずの苞は汚れているように見えることがあります。
尾瀬の水芭蕉の2021年の見頃や開花状況は、5月19日には、雪が少なく暖冬だったこともあり、尾瀬ヶ原の水芭蕉はほぼ見頃となっていて、尾瀬沼でも開花が始まりました。
尾瀬の水芭蕉の2021年の見頃は、5月下旬でした。
例年であれば、ワタスゲが6月下旬~7月上旬、ニッコウキスゲが7月中旬~8月中旬に見頃を迎えます。
2023年の尾瀬の水芭蕉の開花状況は、5月18日時点で、見頃をむかえています。
尾瀬は異例の早さで水芭蕉が咲き乱れていました。 pic.twitter.com/dCV65RzLwP
— 猫追い人 (@FPe42cC0VhUuiBd) May 16, 2023
尾瀬の水芭蕉スポットのアクセスや駐車場は?
住所: 〒378-0411 群馬県利根郡片品村大字戸倉
問合せ先: 関東地方環境事務所
電話: 048-600-0516
アクセス:
公共機関でのアクセス
新幹線を使い高崎駅まで行き、上越線に乗り換えて沼田駅で下車します。
そこからはハイキングルートに合わせてバスに乗車します。
尾瀬国立公園は、群馬県、福島県、新潟県、栃木県にまたがる非常に広大なエリアですが、アクセスとしては、群馬県側から入る沼田口、福島県側から入る会津口、新潟県側から入る越後口の3つが主なルートとなっています。
高速バスもあり、新宿からは尾瀬戸倉まで昼行便で4時間25分です。
車でのアクセス
関越自動車道 沼田ICより戸倉まで約60分、その先は交通規制あります。(戸倉から鳩待峠・大清水まで乗合バス・乗合タクシーが運行)。
沼田IC(交差点左折)から国道120号線(日光・尾瀬・老神・川場)を25キロ進み鎌田(交差点)を 左折して、国道401号線を約8km進み、県道63号線との交差点を右折すると200mで尾瀬第1駐車場に到着します。
尾瀬第1駐車場: 280台駐車可 24時間営業中/1日 1000円
鳩待峠・大清水・富士見下へのバスが発着。シャトルバス、乗合タクシー発着場。
ここで乗り合いのタクシーorバスに乗車します。片道1000円 ※往復券は売っていません。
尾瀬第二駐車場: 250台駐車可1,000円/日
スノーパーク尾瀬戸倉/尾瀬高原ホテル:
900台駐車可 1,000円/日 バス:4,000円/日
国道401号線から約1.3km、鳩待峠方面へ向かいます。
大清水駐車場: 240台駐車可500円/日 バス:1,000円/日
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まとめ:尾瀬の水芭蕉の2023年の見頃や開花状況は?アクセスや駐車場は?
ここでは、尾瀬の水芭蕉の2023年の見頃や開花状況、アクセスや駐車車について紹介しました。
ぜひ参考にしていただき、幻想的で可憐な水芭蕉の群生を見に、お出かけください!