北海道占冠(しむかっぷ)町の「星野リゾートトマム」の雲海テラスでは、奇跡の絶景とも言われる、圧巻のトマムの雲海を眺めることができます。ここでは、トマム雲海テラスの2022年おすすめの時期や時間、雲海テラスの施設、Cloud 9計画、2021年8月のリニューアル、訪れる際の服装や靴、トマム雲海テラスの行き方(アクセス)や駐車場について紹介します。
目次
トマム 雲海テラスの絶景とは?Cloud9(クラウドナイン)計画とは?
北海道占冠(しむかっぷ)の町に位置する、北海道最大級の滞在型リゾート「星野リゾートトマム」は、草原に突然現れる4本のタワーが印象的で、雪質が良く冬には国内外からたくさんのスキーヤー、スノーボーダーで賑わいます。
「雲海テラス」とは、気象条件がそろった時に流れ込むダイナミックな雲海を間近で観賞できる展望施設で、トマムにある雲の上の絶景スポットです。
星野リゾートトマムでは、この雲海を見るための場所・「雲海テラス」プロジェクトを平成17年(2005)からスタートしました。
トマム山の標高 1,088 メートルの場所に、数々の展望スポットをつくってきました。
雲海の発生は、気温や湿度、天候状況によって生まれる自然現象のため、天空の奇跡と言われています。
二度と同じ表情を見せることのない雲海との出合いは一期一会です。
トマムは、雲海の“ゆりかご”のような場所で、夏場、太平洋沿岸で発生した海霧が十勝平野をわたり、日高山脈を越えて、トマムの盆地に流れ込みます。
星野リゾート・トマムでは、翌日に発生する雲海の種類や発生確率を「雲海予報」として発表しています。
予測ができたとしても、その日の気温、湿度、風の状態などにより、雲海が見えるか見えないかは微妙で、正確に予想するのは難しいそうです。
様々な展望台があり、いろいろな角度から雲海を撮影することができ、SNS映えスポットとしても人気です。
「雲海テラス」では、9つの過ごし方を提案する計画「Cloud9(クラウドナイン)計画」が進められています。
英語の “I am on cloud nine.”が「この上ない幸せ」という意味であることから、「cloud9計画」が名付けられたそうです。
2015年には、雲の上を歩いているような感覚を味わえる新しいデッキ「Cloud Walk(クラウドウォーク)」がオープンしました。
雲の形をした展望デッキで、山の斜面からせり出すようにして設置されていて、約210度の景色を見渡すことができます。
吊橋のような構造になっていて、歩くと少し揺れるので、まるで雲の上を歩いているかのような感覚です。
2017年には、独特な浮遊感を得られる「Cloud Pool(くらうどプール)」が、設置されました。
雲の形をした巨大なハンモックのようで、ふわふわとした感覚はまるで雲の上に浮かんでいるようです。
「Cloud Bed(クラウドベッド)」は、雲をつくる雲粒をイメージした、弾力のあるクッションが設置され、
クッションに寄りかかり、まるで雲の上にいるかのようにリラックスして景色を楽しむことができます。
「Sky Wedge(スカイウェッジ)」は、船の舳先(船の前の部分)のような形をして、空に飛びだすように作られたた展望スポットです。
「Contour Bench(コンターベンチ)」は、等高線をイメージして山の斜面に合わせて作られた、全長約117mのベンチで、様々な角度から雲海を眺めることができます。
2019年には雲、雲海を眺める絶好のポジションのバーカウンター「Cloud Bar(クラウドバー)」も誕生しました。
地上約3m、長さ13mのカウンターと椅子が並んでいて、雲海や山々の景色の中に浮かぶようにして座る特等席です。
テラスに隣接する「てんぼうカフェ」で温かいモーニングコーヒーを飲みながら楽しむことができます。
「星野リゾート トマム」は、2021年5月12日に「雲海テラス」の営業を開始しました。
期間 :2021年5月12日~10月14日
料金 :大人1,900円、小学生1,200円、ペット500円(税込)
時間 :5:00~7:00(上りゴンドラ最終乗車)、8:00(下りゴンドラ最終乗車)
*リゾナーレトマム、ザ・タワー宿泊者は無料
対象 :宿泊、日帰り客ともに利用可
天候や気象条件によりゴンドラが運休する場合があります。時期により営業時間が異なります。
トマムの雲海テラスが2021年8月のリニューアルとは?
トマムの雲海テラスが、2021年8月にリニューアル予定です。
展望デッキがより前面にせり出していて、ダイナミックな雲海を間近で眺めることができます。
空中に浮いているような感覚に陥りますよ!
遠くまで広がる雲海や日高山脈、朝日など、相談な景観がより楽しめるように、高さ約12mの3階建てになるそうです。
新たにガラス張りの屋内カフェがオープンし、雲形のマシュマロを添えた「雲海コーヒー」や、綿あめでふわふわの雲を表現した「雲海ソーダ」などを飲みながら、心から癒されるでしょう!
トマムの雲海テラスのおすすめの2022年の時期や時間は?
「雲海テラス」は、春から秋にかけての限定の営業で、「雲海テラス」で雲海を見ることができる時期は、5月~10月です。
特有の立地と気象条件が生み出す雲海は、早朝しか発生しないので、もちろん早起きは必須条件です。
さらにシーズン中に雲海が発生する確率は約30%~40%だそうです。
雲海の発生条件は様々で、見えた強運とも言われるほどの確率の低さで、それだけに雲海を見えた時の感動は大きいでしょう!
「雲海テラス」で出している「雲海予報」で出している確率は、様々な気象条件から導き出しているそうです。
雲海が見られる気象条件は、春~秋の季節、.夜明け前~早朝にかけての時間帯、無風で快晴、湿度が高く放射冷却などで地面が冷え、前夜と次の日の早朝との気温の差があることです。
ベストな条件は、春から秋にかけての時期、前日に雨が降り、それが夜のうちに止み、風が全くない状態の快晴となることだそうです。
まさに、奇跡の絶景と言われる所以です。
トマム雲海テラスで雲海が見れるのは1年中ということではありません。
幻想的な壮大な雲海は、6月~9月の時期に30%~40%前後の確率で発生するそうで、発生しやすい時間は早朝の5:00~8:30頃までです。
トマム雲海テラスで、雲海が見れる時期は5月中旬~10月中旬ですが、ベストシーズンは6月~9月でしょう。
トマム雲海テラスに行くにはゴンドラに乗る必要がありますが、ベストシーズンの週末や夏休み期間は、ゴンドラも大混雑します。
出来る限り早い時間に現地に行くことをおすすめします。
トマム雲海テラスを訪れる際の服装は?
雲海テラスは、標高1,088mにあるため、平地と比べて格段に気温が低いです。
特に、雲海が発生するのは早朝になるので、7月や8月でも朝晩は、10℃を下回るような日も多くあります。
また、雲海テラスでは、風が強いケースも多いです。
体調を崩さず、快適に雲海テラスでの時間を過ごすためには、風を防げる暖かい服装でお出かけください。
必ずアウターを用意して、Tシャツだけで訪れるようなことがないようにしてください。
また雲海テラスは上り下りがありますので、スニーカーなどの動きやすい靴をおすすめします。
トマム雲海テラスの行き方(アクセス)は?
「雲海テラス」は北海道の星野リゾート「トマム」内にあります。
札幌からトマムまで道東自動車道利用で約120分、富良野からトマムまで一般道利用で約70分、帯広からトマムまで道東自動車道利用で約50分です。
トマムI.C.から星野リゾートトマムまでは約5分で到着します。
駐車場は、1500台収容可能です。
また、JRトマム駅から無料送迎バスで5分です。
トマム山の標高1,088メートルの場所に位置しており、雲海ゴンドラに乗車して片道約13分でアクセスできます。
星野リゾートに宿泊していなくても、「雲海テラス」へは行くことができます。
エリア内の案内にしたがって「リゾートセンター」まで向かいます。
宿泊の場合は、 ザ・タワー、リゾナーレトマムより送迎バスが運行されています。
「星野リゾート リゾナーレトマム」は、2021年6月2日~10月14日の期間、「雲海テラスファーストバス」を運行しています。
これは、リゾナーレトマム宿泊者限定で利用できる、雲海テラスへとつながる雲海ゴンドラの乗り場へ行くバスです。
リゾナーレトマムに宿泊し、雲海テラスファーストバスに乗車すると、優先的に雲海ゴンドラへ乗車することができるそうです。
まとめ:雲海テラスの2022年おすすめ時期やリニューアルは?行き方や服装は?
ここでは、トマム雲海テラスの2022年おすすめの時期や時間、雲海テラスの施設、Cloud 9計画、2021年8月のリニューアル、訪れる際の服装や靴、トマム雲海テラスの行き方(アクセス)や駐車場について紹介しました。
二度とは同じ表情を見せない、一期一会の出会いの雲海の絶景をぜひお楽しみください!