サロベツ原野のエゾカンゾウの2023年見頃や開花状況は?アクセスは?
サロベツ原野のエゾカンゾウ

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北海道の宗谷地方に広がるサロベツ原野は、開花・見頃時期、原生花園に湿原性の花が100種類以上咲き、特に利尻富士を背景に咲き誇る、初夏のエゾカンゾウは見事です。ここでは、日本最北の湿原・サロベツ湿原のエゾカンゾウの見どころ、2023年見頃や開花状況、アクセス等について紹介します。

日本最北の湿原・サロベツ原野のエゾカンゾウの見どころは?利尻富士とのコラボレーションとは?

サロベツ原野のエゾカンゾウ

北海道の道北、宗谷地方に広がる「サロベツ原野」は、利尻礼文サロベツ国立公園の一部で、東西約5~8㎞、南北約27㎞の広さがあります。

サロベツ原野は、北海道豊富町と幌延町にかけて広がり、北海道らしい雄大さを感じる場所です。

サロベツ原野

その中心には、東京ドーム約1400個分もの規模を持つ、日本三大湿原の「サロベツ湿原」があります。

「サロベツ湿原」は、2005年には「ラムサール条約」(正式名称は『特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約』)に登録されました。

「サロベツ湿原」の一部で、日本海沿いの未開の大湿原である「サロベツ原生花園」と呼ばれるエリアでは、4月下旬から9月まで100種類以上の花々が咲き誇ります。

春には、ミズバショウやエゾノリュウキンカ、夏にはサロベツを代表するオレンジ色のエゾカンゾウが開花します。

サロベツ原野のエゾカンゾウ

エゾカンゾウの花は、北海道に生育するユリ科の多年草で、サロベツ湿原センターのある、北海道豊富町の町の花です。

エゾカンゾウは、北海道では、海岸沿いの草地や湿った平地で見かけるオレンジ色の花で、「忘れる花」という意味を持っていて花言葉は「憂いを忘れる」です。湿原全体を一面のオレンジ色に染め上げる風景は圧巻です。

サロベツ原野のエゾカンゾウ

エゾカンゾウは、朝咲いて夕方にはしぼんでしまうので、花を存分に楽しみたいのであれば、日中がおすすめです。

サロベツ原野のエゾカンゾウ

よく似た花に、エゾキスゲという植物もありますが、エゾキスゲの花の色は黄色で、夕方開花し翌日の昼ごろまでをピークという点が、エゾカンゾウとは真逆です。

サロベツ原野には、2011年にサロベツ湿原センターが移転して新築オープンし、2km弱ほどの自然観察路が設置されました。

サロベツ湿原センターは、「人と自然の共生」をテーマに、太陽光発電や自然エネルギーを利用した環境に配慮した建物で、湿原の成り立ちや、生息する動植物などサロベツの自然環境を紹介する資料が展示されています。

少し知識を持ってから散策に出ると、更に散策をを楽しめそうですので、散策の前に立ち寄ってみるのをお薦めします!

サロベツ湿原センターを起点とする木道(自然散策路)は、外周(1㎞)と内周(0.8㎞)の二つあります。

どちらのコースでも途中に展望デッキが備えられているので、遠くまで眺めることができ、その広さを実感できます。

背景には、日本最北の地、稚内より約20キロ離れた場所にある円形の島「利尻島」にある日本百名山にも選ばれた「利尻富士」と呼ばれる、きれいな円錐形の形をした利尻山があります。

よく晴れた日には、地平線まで続くサロベツ湿原のはるか彼方に利尻島が見えます。

サロベツ原野のエゾカンゾウ

遠く利尻富士を背景に見るサロベツ湿原とのコラボレーションは、雄大な自然を感じさせてくれる絶景で、季節と天気の条件が合えば、絵画のような素晴らしい風景が見られます。

散策時には、動植物を採らない、木道外に出ない、飲食をしないなど、いくつかの注意点がありますので、それを守って、貴重な湿原を散策しましょう!

サロベツ原野のエゾカンゾウの2023年見頃時期や開花状況は?

サロベツ原野のエゾカンゾウ

サロベツ原野のエゾカンゾウの花は、例年、6月下旬~7月上旬に見頃を迎えます。

2021年は寒さで成長がゆっくりだったので、霜に耐えて例年より遅めに咲いてきたそうです。

一つの花が朝開花して、夕方には閉じてしまう1日花ですので、時間帯に気を付けて、日中にお出かけください。

2021年6月29日現在、サロベツ原野のエゾカンゾウは、見頃を迎えています。

2021年は開花がゆっくりだったので、7月中旬くらいまで楽したそうです。

2023年6月20日現在、サロベツ原野のエゾカンゾウは、あちらこちらで咲き始めています!

2023年のサロベツ原野のエゾカンゾウの花は、例年通り6月下旬~7月上旬に見頃を迎えるでしょう!

サロベツ原野のアクセスは?

オロロンライン

サロベツ湿原センター

住所:〒098-4100 北海道天塩郡豊富町上サロベツ8662番地

マップコード736670466

アクセス

飛行機で
東京から約1時間50分
札幌から約50分※いずれも稚内空港利用・全日空便

車で
札幌から 約280km
旭川から 約210km
稚内から 約40km

電車で
札幌から 特急:約4時間20分
旭川から 特急:約3時間
稚内から 普通:列車約40分

最寄のJR豊富駅よりサロベツ湿原センターまで 約7km

駅前レンタサイクル(1時間300円~)TEL:0162-82-2100
※貸出時間は駅前の豊富町観光情報センターの営業時間内(9:00~17:00)です。

豊富ハイヤー(片道390円/人)TEL:0162-82-2010
※2021年3月末の沿岸バス・サロベツ線廃止に伴い、豊富ハイヤー利用による乗車料金の補助事業が豊富町より開始されました。旧バス運賃と同じ料金でタクシー利用ができます。

※タクシーは1台のみですので早めにご予約下さい。
営業時間は7:00~18:00です。

駐車場:あり(無料)

まとめ:サロベツ原野のエゾカンゾウの2023年見頃や開花状況は?アクセスは?

ここでは、日本最北の湿原・サロベツ湿原のエゾカンゾウの見どころ、2023年見頃や開花状況、アクセス等について紹介しました。

初夏に咲き誇る黄色いエゾカンゾウと利尻富士の景観は圧巻の美しさなので、ぜひ訪れてみてください!

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